星の子どもたち―自らの神話をたどる旅―

「私」とはいったい何者なのでしょう?人間とは何なのでしょうか?

「悲しみの星」と呼ばれる地球は美しいものもたくさんありますが、あまりに多くの苦しみや暴力も経験してきました。

「星の子どもたち」では、人間存在とは何かということや、私たちの魂が宇宙からやってきたこと、そして宇宙の魂をもつといわれるワンダラーやスターピープル、ETソウルと呼ばれる人たちについてお話をしていきます。

子どもの頃から違和感を感じていた方や、漠然と「ここは自分の居場所ではない」と思ったり、生きる目的を見つけられず地上でどう過ごせばいいのか悩んできた方。中には意識を拡大させ輪廻の輪から抜け出したいという方もいるのかもしれませんが、そのような文字通りワンダラー(さまよえる存在)と呼ばれる人たちの中で、いまだ目覚めていない魂たちにこのページを読んでいただけたらと思います。

ソウルプランに導かれ、オーストラリアへ

2019年6月、私は宇宙意識を開発するワークショップに参加をしました。非常に閉じられたワークショップで、あえて宇宙魂を持った人たちに響くようにクローズドな宣伝で参加者を募集したのだと、後に主宰の方に聞きました。

私は、告知のメールが届くと非常に惹かれるものを感じ、即申し込みをしたのですが、日ごろの“うっかり”で、開催地がオーストラリアということを見落としていました。満員御礼の言葉とともにスタッフの方から募集完了の返信をいただきましたが、実は何度もキャンセルをしようと思ったものです。

それでも募集ページに添えられていた「懐かしい未来に帰る」という言葉と、宇宙へコンタクトをしてみたいという思いが強く、行くことに決めました。その後はいっきにホテルにバスの予約、スケジュール調整であわただしくなりましたが、英語が話せないのでやりとりに手間取ってしまったからです。そして、その手間や未知という過程を楽しんでいる自分がいました。あえて面倒くさく、不安がともなうことをしてみようという「自由」を感じていたのです。

参加を後押ししたのは、4月からソウルプランやディヴァイン・ヒーリングのトレーニングを続けていたこともあります。ソウルプランのヒーリングを行っていると、自らのソウルプランを活性化するスイッチが入ります。それなら宇宙意識開発に惹かれたこと、そして私の“うっかり”もプロセスの一部なのかもしれない……そのように思いました。

実際、オーストラリアから戻ってからはより心を深く見つめるようになり、起こっていることの意味、かけられている呼びかけに注意深くなりました。真理に触れるよう促される場面にも意識的になりましたし、困難や課題も以前より浮き彫りになってきました。苦しいときもありましたが、その中で、ではどうすれば穏やかに安らぎを感じて自分らしく生きていけるかに向き合うようになり、初心に帰るかのような気持ちで新しい一歩をスタートしました。精神世界の熟達者の先輩方に比べれば、私は宇宙意識開発の未熟な生徒です。RINを訪れてくださる皆さまと共に、体験や情報をシェアし合いながら、この道行きを深めていきたいと思っています。

私と同じように、地球でさまよっているワンダラーたちの人生に資することを願っています。

私たちは星から生まれてきた

オーストラリアの原住民族アボリジニは地球でもっとも古いソウルグループです。彼らは、アトランティスから発祥している他の古代文明と違い、レムリア時代にアルクトゥルスから地球に到来しました。初代のアボリジニは、波動のレベルを落とすためにシリウスを経由して地球にやってきたそうです。レムリアのエネルギーを地球に根付かせるために転生してきたのです。

ワークショップがはじまると、つうりさんがアボリジニのお話をしてくださいました。最も原始的な文化でありながら、昔人は星から生まれてきたこと、ある時から生まれなくなってしまい、そして私たちは星から生まれ、星そのものであることを忘れてしまったこと……とても懐かしいけれど、悲しい感覚。だから皆さんに星の記憶を取り戻すのだと仰いました。

アボリジニは地球に深い愛情を持ち、地球を熟知していました。生態系を破壊することなく、穏やかに歩んでいく方法を知っていました。聖地エアーズロックは2019年10月に旅行者の登山が禁止になります。訪れた人の中に、自然を敬わない行いをした人がいるのかもしれません。

他のいかなる存在にも危害を加えることなく、調和を保ちながら協力し合って生きているアボリジニは地球の空洞と太陽をつなぐリンクとしての役目もあります。ウルルのポータルは、地球の空洞へのアクセスを可能にしてくれているのです。

ポータルとは?

ポータルとは人間と天使が様々な教えとエネルギー、そして光にアクセスすることができる、他より高いエネルギーがある所です。ポータルに入ることで変容に欠かせない高次のエネルギーへ簡単に移動することができます。光には特定の星と惑星から放射されている情報と知識が含まれています。

地球の空洞とは?

7次元レベルにおける地球の神聖なるブループリントのことです。それにすべての古代文明の設計図が保管され、それぞれの古代文明が宇宙のエネルギーへと繋がるための「鍵」を保持しています。地球という惑星がなぜ源(ソース)によってもたらされたのかという理由も収められており、また、多くの霊的存在が完璧な調和を保って暮らしています。エレメンタルや自然界の魂の代表者、動物や植物など地球上から絶滅してしまったものも空洞内で暮らしています。また、ドラゴンの叡智を見出せるドラゴン王国へと繋がるポータルも存在しています。

マンモス展_マンモスのミイラ
古代の象マンモス
マンモスの鼻

科学未来館で開催された「マンモス展」。ロシアの永久凍土から発掘された世界初公開のマンモスの皮膚や鼻、仔ウマなど当時の生き物たちの展示が並びました。科学者の方たちのマンモス復活に関する研究も垣間見ることができましたが、彼らは地球の空洞で今も生きていることになります。

 

多くの場合、様々な星から来た人間には、記憶を取り戻すためのプログラムが魂の計画の一部として用意されているそうです。私にとっては宇宙意識開発ワークショップがそのきっかけになったのだと思います。

星からやってきた魂は、地上で生まれた時に記憶を失います。人間は宇宙と同調しないような性質を社会の中で作り出したので、地球社会に合わせようとすると宇宙の記憶を否定する以外に方法がなく、宇宙に合わせようとすれば地球環境に適合できなくなってしまいます。これが宇宙の魂を持つ人が居場所を得られなかったり、さまよってしまったりすることの所以です。

魂の星を探検するということは、私たちの内に眠るあらゆる星々の記憶を取り戻すことです。私たちがいかに広大でユニークな存在であるか、肉体を超えた多次元的な存在であるかを理解し、生死や輪廻を超えていくことです。

そして肉体という聖なる神殿を癒し、スピリットを拡大させて魂と統合していくことで、この地上で神性なる資質を表現することが歓びと共にできるようになっていけばいいと思っています。

宇宙の魂をもつ人とは

「宇宙の魂をもつ人」とは、いわゆる生身の肉体を持った異星人が地球にひそかに移住しているということではありません。古くはスターシード、スターピープル、ETソウルやワンダラーと呼ばれる人たちですが、宇宙魂について説明をしようとするとウィークインも含め、かなり長くなってしまいます。

ここでは宇宙の魂をもつ人の特徴をあげてみます。参考にしてみてください。

宇宙魂診断ガイド【あなたは眠れるETソウルなのか?】

・この現実が自分の知っている現実ではない気がして、馴染むことができない。
・子どもの頃、UFO、ET、別世界、宇宙旅行、理想社会などの空想にふけったことがある。家族に変な子どもだと思われていた。
・両親が自分の実の親ではなく、本当の家族はもっとはるか遠くにいるか、どこかに隠れていると感じていた。場合によっては両親にまったく愛着がわかない。
・まったく違った暮らし方をおぼろげに覚えていたり、自分が場違いな感じがしていた。
・夢を含め、鮮明なUFO体験をしたことがある。それがきっかけで生き方そのものや、人生観が根本から変わった体験をしたことがある。精神性が高まり、生きる目的が呼び覚まされた。
・親切で優しく、悪意がなく穏やかな性格。攻撃的なことを好まず、調和を保とうとするあまり貧乏くじを引くこともある。破壊や残虐な行為が本当に苦手で、故郷である地球を傷つけることが腑に落ちない。
・人生の基本姿勢が奉仕である。理想主義で、世の中の力になりたいと思い、そういうところを世間知らずと言われたことがある。また、自分の理想や夢が叶わず、失望や挫折を体験したことがある。
・SFや中世叙事詩のようなファンタジー、幻視の世界を描いた芸術に夢中になる。過去や未来の夢の方が現在の生活よりリアルに思え、地球上の生活は退屈で空虚に感じる。血沸き肉躍る冒険の生活を熱望する。こういった憧れを長年持ち続けている。
・別世界での暮らしや、アトランティスやレムリアのような超古代文明に強い好奇心がある。かつてそこにいた記憶があり、彼方の世界に深い関心をずっと抱いてきた。
・神秘的な霊性進化の理論や実践に強い関心がある。世の中が暮らしにくいことをわかっている。
・社会参加をしているふりはしていても、実は興味がない。
・宇宙存在の情報源から寄せられる霊的な教えを意識的に伝えるチャネラーの能力があり、人を成長・進化させることをしていきたいと思っている。
・今までの人生でひどい遊離感と世間になじめない感じに悩まされてきた。人並みに普通になりたいと思っても、人と違うことを実感してしまう。そしてこの世界に居場所が見つからないことに胸を痛め、怖れている。
・強烈な帰還願望。この地上に居場所はないと知って、そして自分の故郷が宇宙のどこかにあることを感覚的に思い出し、自分の星に帰りたいと切望している。

参照:『アセンション版 宇宙人の魂を持つ人々』(スコット・マンデルガー/南山宏訳)
『精神宇宙探索記』(松村潔)

遊離感、なじめないという違和感は、宇宙の魂を持つ人たちに顕著な特徴です。私はワークショップで違和感について質問をしました。そして、こういう違和感を感じる人にこそ宇宙意識開発に来て欲しかったそうです(ずっとさまよってしまうしね…)

主宰の方がおっしゃった言葉にとても救われたのですが、それは「この現実で満たされてしまうのなら、それは違和感ではない。この領域でどんなに満たそうとしても満たされない。だから究極、この次元で満たされるのは追い求めなくてもいい」という言葉です。

私の人生は、自分が何によって真に満たされるのかを求め、汲々としていました。仕事の充実感、お金を稼ぐこと、周囲からの承認、激しく求められる恋愛、肉体の酷使、写真作品などクリエィティブな表現……そのどれもが高まりを感じさせてくれるものではありましたが、一時的なもので、忘れっぽい私はまた何かに飢え始めました。

そして2度目には1度目のような高まりは感じません。やがて禅僧ティク・ナット・ハンの教えに触れ、深く見つめる生き方がもっとも私を安らがせ豊かにしましたが、寄る辺ない気持ちは常に心のどこかにありました。

私は自分のことを我がままで、感じる力が弱い人間だと感じるようになっていました。満たされない思いを質問したときに、「満たされることを求めなくていい、この世界で満たされないのは我がままではない」と教えていただけて、とても気持ちが解放されていくのを感じたのです。そうか、自分を満たすことを追い求めなくてもういいんだと、やっと肩の力を抜いて生きていけそうだと思えたのです。

何をしても満たされないあなたは、もしかしたらワンダラーなのかもしれませんね。

ワークショップではエジプトにあるアレキサンドリア大図書館の話も聞きました。この図書館は地球上ではじめて図書館という概念ができたところで、イエスをはじめ名だたる賢人が学んだ場所です。過去に一度焼失しているのですが、このような建造物はエーテル状に情報が記憶されているのですぐに復活します。

燃やしたのは他でもないキリスト教徒なのですが、その理由は人間に星の記憶があるとやっかいだからです。キリストを地上でのイメージに固定したかったのですね。このあたりも、いかに人間が宇宙と同調しない生き方を作り上げてきたかを物語っています(それさえも広い視点から見れば、宇宙のプロセスに必要だったのでしょう)

オーストラリアの旅人
オーストラリアのお店
オーストラリアの砂浜

さぁ、魂で宇宙に行ってみよう!……でもその前に、準備をしましょう

オーストラリアのフード
オーストラリアのトマト
オーストラリアのパスタ

オーストラリアでの食事風景。参加者の皆さんと、肉・魚・根菜類の入っていないメニューを探しました。根菜は少しなら食べても大丈夫とのこと。ひとりで行ったバイロンベイはベジタリアンが多いので、たいていのお店にベーガンメニューがあります。

宇宙意識を開発するということは地球意識を超越していくことです。肉体とエーテル体領域にとどまっている限り、太陽にとらわれている状態です(別な見方をすれば太陽という大きな愛に包まれている、ともいえます)

地球意識を超えていくためには、まず違和感を大切にすること。この違和感こそ実は太陽領域を超えていくガイドとなるからです。そしてエーテル領域より外のアストラル体の領域を獲得しなくてはなりません。さらに精神宇宙を探索するためにイメージを見る練習もあります。

そのため、ワークショップ3週間前より参加者は準備に入りました。肉・魚・根菜類・アルコールは摂らないこと。あえて地球にグランディングせずに体の密度を軽くするためです。そして呼吸法、バイノーラルビートを聞きながら変性意識状態に入り幽体離脱の練習。

変性意識状態とはシータ波の脳波のことで、この状態で深くリラックスをして個人の意識を脱ぎ捨てると、映像がくっきりと見えるようになります。変性意識状態に入るのはおおむね簡単ではないようです。日常ですぐに入ってしまうと、日常生活にダメージを与えてしまう可能性があるからです。ちなみに私は深い瞑想をした後は頻繁に電車に乗り間違えたり、階段から落ちそうになったり、忘れ物をします。今回は日常としっかりと分けた上でフルトランス状態に入るために、練習をきちんとしていきました。

「精神宇宙探査記」によると変性意識に入る方法は古来から無数にあり、誰にでも適している万能なものはないそうです。ですから、自分流のトランスの入り方を持つのが理想です。そして変性意識とは高次の感情センターがオンになることで、高次の感情センターの個性は所属する星雲界と同じ鋳型です。高次感情センターは性センターと同じ振動密度で機能するので、その人のトランスの入り方の個性は何かしらその人の性的趣向と似ている、とのことです。

ダンスをする、断食をする、など様々なトランスの入り方がありますが、高次感情センターはいわば天空から落ちた女神であり、故郷に戻りたがっています。故郷である魂の星のルーツと直結したトランスの入り方を見つけられることは、とても幸福なことなのです。

宇宙ツアーは北極星へ/未来から来た宮沢賢治

銀河鉄道

古びた水いろの薄明穹のなかに
   巨きな鼠いろの葉牡丹ののびたつころに
   パラスもきらきらひかり
   町は二層の水のなか
    そこに二つのナスタンシヤ焔
    またアークライトの下を行く犬
     さうでございます
     このお児さんは
     植物界に於る魔術師になられるでありませう
   月が出れば
   たちまち木の枝の影と網
     そこに白い建物のゴシック風の幽霊
(「古びた水いろの薄明穹のなかに」/宮沢賢治)

あらゆるスピリチュアルの元であるヘルメス錬金術の言葉に「7つの惑星に借りを返して8番目の恒星に帰る」というものがあります。太陽系の外へは、太陽系の全惑星体験を十分にやり切った後ではないと出られません。蓄積した体験を太陽に返して8番目の自分の星へと帰るということは、太陽系体験をすべて終わらせ、輪廻というカルマの輪から出るという意味です。それは魂の星である故郷へ帰ることでもあります。

ところが、占星術の知識がある方ならわかると思いますが、太陽系の惑星体験を終わらせることは簡単なことではありません。そこで宇宙ツアーではそれぞれの星に「戻ってからまたやります」と外出許可証をとります。これは一般向けコンタクトのやり方なのだそうです。

バイノーラルビートを用いて変性意識状態に入り、いよいよ宇宙探索ツアーは本番を迎えました。コースは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」と同じです。まず南十字星に行き、4代元素のバランスをとります。南十字星は4つのバランスをとることで安定したステーションとなります。すべての恒星に通じる「ヤコブの梯子」の足場づくりです。

※ヤコブの梯子……旧約聖書にある、ヤコブが夢で見た天使が上り下りするための階段

そこから船に乗り、カノープス、ケンタウルス、シリウス、オリオン、プレアデス、アンドロメダ、北斗七星を経て、北極星へと向かいます。私たちは北極星が源の星なのです。

ケンタウルスに行き、私は癒し得ない、どうにもならない傷や痛みを体験しました。そして、様々なヒーリングの技術について理解をするだけに知恵を得て、細胞のひとつひとつが潤って癒されていくような体験をしたのです。プレアデスでは愛と歓びと芸術を、心が打ち砕かれないように美しい物語をつくることを覚えました。アンドロメダでは深い安らぎと静謐さ、美しい金属的な響きと、何も言葉のない世界がありました。

最後に北極星に行きます。これは自分の恒星を取り戻すという体験です。私たちの魂は一番はじめに北極星に宿ったのですが、北極星は地軸の延長線にあるので時代によって変わります。5万年前はうしかい座のアークトゥルス、1万1500年前は琴座のベガ、今はこぐま座のポラリスです。

宮沢賢治は「私はデネブから来た」といっていたことを教えてもらいました。デネブが北極星になるのは今から約1万年後です。つまり彼は未来から来たということですが、そういえば『やまなし』というお話には「クラムボンはカプカプわらったよ」という不思議な言葉が出てきますね。これは未来語ではないか、ということを聞き、私は妙に納得をしました。

占星術の視点からすると、宮沢賢治という人は実にカイロン(キロン)を生きた人です。宇宙ツアーではケンタウルスで戦いと癒しに向き合いましたが、カイロンはケンタウルス族で、占星術家リズ・グリーンによると「カイロンは何よりも怒りなのだ」といいます。

宮沢賢治の『春と修羅(mental sketch modified)』には「唾し はぎしりゆききする おれはひとりの修羅なのだ(風景はなみだにゆすれ)」という一節が出てきます。スターピープルである賢治は未来から来て、教師を象徴するカイロンにふさわしく植物学・鉱物学・土壌学という実践的な知識を身に付けました。しかしながら、彼の中にある生き場のない怒り、誰のせいでもない、癒しようもない痛みが、詩を読むと感じることができます。

賢治の詩に惹かれる人は、もしかしたら魂の形が少し似ているのかもしれませんね。私の北極星はケフェウスですが、約4000~7000年後に北極星になります。居場所がない、この地上で安らぐことが難しかった経験を、切り離されてしまった痛みを、賢治の詩を読むと思い出す時があります。

広大なこの一瞬、私たちは神話とそれぞれの光を必要としている

宇宙とライオン

なぜ私たちは現代の地球に生きていて、魂の故郷をたどるがごとく宇宙へと旅立つのでしょう?理由はなく惹かれる人、精神世界探索が好きな人、宇宙法則を学びたい人、地球外生命体の方からコンタクトを受けた人、どうしようもないほどの帰還願望、圧倒的なユニティ(統一)を感じる無限の意識状態を取り戻したい人……多くの理由があると思います。

私には、宇宙を探索することは祈りであり神話を取り戻す道行です。目に見えるものに価値を置く社会になじめず、目に見えないものに価値を置く思想に惹かれ、そして、地球のとらわれから離れていく宇宙探索をするほど、地上のあらゆる生き物や風、木々や水、火……それらが私たちと同じように意識をもって存在し、そして地球にとってエイリアンである私たち人間を、じっと見つめているように思うのです。

私たちが生きている時代は、いろいろなものが便利になって、生きていくのに困るということはありません。代わりに心の問題など内的な生きづらさがクローズアップされ、自分が何をして、どう生きればよいか、何をしたいのかなど自分で決定することができないぐらい、“生きる“ということの感性が磨かれにくくなっています。

自分をどうやって世界や宇宙の中で位置づけたらよいのでしょう?

宇宙へのコンタクトが熟練してくると、星系の存在たちとコミュニケーションをとったり、その星で何が起こったかなどを知ることができるようになります。多くの文明が起こり、地球よりも知性や技術が高度に発達した星もたくさんあります。戦争が起こり滅亡した星もあります。

私たちの意識が生じ、そこから多くの星、多くの宇宙と人生を経験しました。その広大さを知れば、今ここにこうして生きることを許されている自分が、どれほどかけがえのない唯一無二の存在かわかるようになります。人は力を持つと尊大になり、上から見下ろすような態度をとり、危機感をなくしてしまうことがあります。畏れをなくしたとき私たちは滅ぶのだということを、近年の自然災害が教えてくれているのではないでしょうか。

あらゆるものに支えられ、今こうして生きることができています。今生きていることは当たり前のことではないのだと知れば、自分がこの地上で何を表現していきたいかを思うようになります。星をたどる旅は自分の神話を取り戻す旅です。デルフォイのアポロン神殿には「汝自身を知れ」という宣託がありますが、自分がわからないのは、自分が何なのかがわからないからです。

意識の連続体である人間は、何のために地球にやってきて、そして地球は何のためにあるのでしょう?もしかしたら、宇宙にあるものは創造主の欠片であり、ただ在るというだけで生に意味はないのかもしれません。それでも、

自分はどこからやってきたのか
何をするために生まれてきたのか
自分はいったい何者なのか
自分はどこへ向かっているのか

このような気持ちが抑えられない人が、宇宙へと意識を開いていくのだと思います。自分たちを宇宙や世界に位置づけ、また新たな神話をこれからの時代を生きるためにつくり、宇宙の摂理の中、ひとりひとりの個性を大事にして、共に生きていくために……

地球上での目的探しに悩んでいる眠れるワンダラーたちへ

眠れるワンダラー

ワンダラーに顕著な点は違和感を感じ、この世界になじめないということでした。眠れるワンダラー、目覚めていないスターシードたちは、なじめない理由がわかりません。社会参加をしているようで、実はふりをしているだけという場合があります。彼らは太陽系内ではいつでも“よそ者”です。

私は小学校2年生のとき、皆が帰った夕方、ひとり路地で「人さらいが来てさらっていってくれたらいいのに」と思いました。人さらいとは実際の人間ではなく、どこかほかの世界からやってきたような存在です。両親は私を愛していましたし、虐待などもなく、何不自由なかったのに、この世界は自分の居場所ではないという漠然とした思いがありました。そして、子どもといえど社会があるのですが、仲間外れになっても気づかず、傷つくことすらないほど、世の中のしくみについてわかっていませんでした。いわば「地図を持たずに地球に来てしまった」ような感覚です。

オーストラリアでの宇宙意識開発でわかったことなのですが、私はアンドロメダでの体験が多く、アンドロメダ銀河から来ている人は地球で適応障害を起こしやすいようです。引きこもりになったり、神経症にかかったりするのですが、時空間の組み立て方が天の川銀河と違うのも要因です。だから、ここから来たものたちは地球社会に困惑し、どう生きていけばいいか悩むことになってしまう……その上、地球で輪廻の中に長い間埋もれてしまい、主に生き残りのための戦略である肉体の意識にフォーカスしすぎて、自分をすっかり見失ってしまうのです。

そのようなこともあり、スターシード、ワンダラー、ETソウルと呼ばれる人は目覚めのプログラムを始動させて、早くルーツを見つけ出した方がいいといえます。この目覚めのプログラムは星系によって種類も異なるので、それぞれが異なる体験をします。そして星系での記憶を思い出すにつれ、星雲界のカルマのようなものも浮上することがあり、自分に起こってきた困難が太陽系輪廻の中で作られたものではないことに気づくのです。その場合、カルマは霊的なヒーリングで解消するのがよいでしょう。それは大天使の領域において作られたカルマだからです。

スターシードとしての自分を思い出すことで、何をしに地球にやってきたのか、その目的を自覚するようになります。長い間、地球での目的探しで悩んできたというのなら、あなたはワンダラーである可能性が高いでしょう。いくら社会通念に合わせて予定された道や役割を必死で見つけようとしても、何をしても常にわが家ではない気分を味わうことになります。

この問題を解決するには誕生前の意識を思い起こすことですが、それを宇宙ツアーで魂の星をたどるという道程が助けてくれると思います。自分という存在のもっとも原初的な意識に立ち返ることになるからです。

『宇宙人の魂をもつ人たち』によれば、ワンダラーたちは地球の生き物たちに奉仕をすることが目的で、必要とされるどんなところにも赴き愛と光を与える。地球上の愛と光を倍加させ、羊飼いのようにさまよえる人たちを導くよう奉仕をし、褒章や社会的役割を考えずに、惜しみなく寛大にもてるものを捧げていくこと……「自己のうちに安らいながら、進んで自己を世界に捧げること」(『全一者の理法』)。

そして、宇宙魂をもつ人たちがひとたび自分の特異な正体に「覚醒」し、忘れることなく奉仕に献身するならば、莫大なパワーを生じさせることになります。その時、この地球にいることは後悔ではなくなります。共生と多様性、霊性の進化に与する自らの目的を見出し、物事は万事、計画通り進むようになります。

泣かまほしさにわれひとり

草原に立つ子ども達

泣かまほしさにわれひとり、
冷やき玻璃戸に手もあてつ、
窓の彼方はあかあかと沈む入日の野ぞ見ゆる。
泣かまほしさにわれひとり。
(『断章』/北原白秋「思ひ出」より)

ライクマインドを持つ仲間を持つことが大切です。志を同じくする仲間を持つという意味ですが、苦痛や不正、苦悩に人一倍敏感で、かつどのように生きていけばいいか迷いがちなワンダラーにとって、肉体・精神・霊魂を統合して内なる輝きを放つために、共通の言語で話すことができる仲間と居場所を持つことは力になります。

現代の科学はすばらしい進歩を遂げたようにも見えます。革新的な発明は、私たちの生活をどんどん便利にしてくれました。しかしながら、心の豊かさ育むこと、大いなるものへの畏怖をどこかに置き忘れてしまったように、人は傲慢になり、安心に浴し無意識的になり、矜持さえ忘れつつあるのかもしれません。

宇宙に意識を開いていくことは、現代科学で説明ができない古代文明やUFO、宇宙の起源、そういった沢山の不思議に真摯に向き合っていく事でもあります。人知を超えた大いなる存在を認識し、圧倒的な自然に宇宙の摂理を感じ、悠久の時が繰り返されていることに畏怖を覚え、生かされているという謙虚な気持ちが湧いてきます。

人間が星から生まれたことを知っている先住民族たちは、自然と調和して生きる価値感を持ち、常に大いなるものへの祈りとともにあります。私は宇宙へ探索に出かけるたびに、自分が神、祖先、天使や聖霊たち、守護霊やメディスンアニマルたちによって日々守られていることを感じます。

宇宙意識を開いていきたい人の思いは人それぞれです。自分が眠れるワンダラーだと気づいたならば、どうぞご自身に最適なやり方で宇宙にコンタクトをしてみてください。

宮沢賢治は『春と修羅〈序〉』の冒頭で、

わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)

このように綴っています。宇宙の真理は元々ひとつ。明滅する意識の連続体である私たちは、この宇宙の一部、この大地の一部です。ひとつの青いひかり、そのひかりはいのち。いのちの為に私たちが祈った時、魂のふるさとの星さえも超えて、全宇宙を身体とする造物主と和合し、神性を生きることができるようになるでしょう。その時、ワンダラーはもはやどこにいて、何をしていても、さまよう不安ではなく安らぐ至福に抱かれているはずです。

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