Roaming Sheep
故郷はもうないのだと知って泣く、天使の涙で船を出す

幸福を感じる瞬間は、ありふれて、たまゆらのように……

幸福を感じる瞬間は、ありふれて、たまゆらのように……

スペイン料理ティオ・ダンジョウのオリーブ家族で少し遅いクリスマス・パーティー
この世界を愛し、いのちとひとつになる基盤を、家族が育んでくれました

 

 

「私に病気が治ってほしいと思うなら、どうしてそんなことばかりするの?!」

母からの何度目かの無心の連絡にたまりかねて強く言い返したのは、そんなに昔のことではありません。母だって子どもを苦しめたくてしているわけではないのに、どうしようもなくて連絡をしているのに、私自身が心にも生活にも余裕がなくて、ただでさえ疲れ切っている母を傷つけてしまいました。

今まで精一杯に守ってきた子どもにこのようなことを言われて、とても傷ついたと思うし、病気の子どもを追い込んでしまったと自分を責めたはずです。私だって人に傷を与えることがあって、それを許してもらって生きてきたくせに、与えられた傷の痛手ばかり感じる自分本位な心がいちばん、私を苦しめていました。

 

27日、家族と遅いクリスマス・パーティーをしてきました。家族のみんなが大きな病気を経験し、後遺症もあり、経済的な困難なども含め、多くの家族と同じようにいろいろなことが我が家にもありました。

お互いに傷つけあったこともありましたが、今はこうしてみんなで暖かい食事を囲み、自然に正直な言葉を伝えながら笑いあっていられることを本当に幸せだと思います。

私よりもずっと苦しい体験をしてきたはずの両親とは、わかりあえず、すれ違うときも長くありました。自分や相手を傷つけてしまったり、深い根を残すような悲しみを与えてしまったこともありました。ですが、両親は決して人や世界の壊すような方向にはいかなかったし、私を見捨てることもありませんでした。私が癒されるまで、距離をとって待っていてくれました。

 

パーティーが終わってひとりになると、両親に、そして素直でやさしい弟に、尊敬と感謝の想いが湧いてきました。そして両親を愛し、やさしくしてくれた沢山の人たちも、ふたりの後ろに感じることができました。

老いて小さくなったお父さんとお母さん。ふたりが引き継いできたもの、ふたりがこの人生で体験したこと、ふたりの間にあったこと、私が知らないことがほとんどなのですが、それらを私は引き継いでいきます。

私が子どもを生まなくても、私が創りだしたものは私の子どもであり、そして両親の孫でもあるのです。ふたりの肉体が消えても、春に枯葉が新緑へと生まれ変わるように、愛する人たちはいつも私のそばにいます。

 

アーティーチョークのアヒージョアーティーチョークのアヒージョがやわらかくて美味しかったです

 

この日はお昼に、今年最後の心理占星術の研究会があったのですが、「あなたは人生はお祭り!の火の人。宇宙や神の神秘に近づこうとして地に足が着いてない、足なんか着けようとしないでもっとアゲアゲでいくぐらい自分を焚きつけた方がいい!」と言われて笑ってしまいました。昔から、親には「お前はすぐに熱くなってすぐに飽きて、ぜんぜん積みあがらない」と指摘されてきたからです。

星と科学が好きな子どもは、星の見えない東京でオリオン座を見あげては喜んでいました。ちょうど家族で会ったこの日、オリオンの三つ星の左上ベテルギウスが、急激に明るさを失っていると発表されていました。当たり前に見上げていた星の世界も、けっして同じようにはとどまっていません。

今見えるあの星の光も、何億年前の光がやっとたどり着いたといいます。その星は、もしかしたらもう消えてしまったかもしれません。人間からしたら気の遠くなるような宇宙の歴史を一瞬にして眺める……はるかに自分を超えたものにひれ伏すしかないような、そんな大いなるものに包まれながら、泣いたり笑ったり日々愛おしく、小さな家族は集まって、今を共に過ごしていました。

 

 

 

ティク・ナット・ハンは、愛や幸福は苦しみがあるからこそ生まれるといいます。天国とは、苦しみや混乱、汚染のない場所なのではありません。天国は愛と慈悲が存在する場所です。それは、今、地獄のように苦しい状況で生きていたとしても、そこに慈悲の菩薩が降りてきたら、地獄は地獄ではなくなるということです。

愛は苦しみなしには存在できない。どのような幸福にも一滴の涙も混じらないことなんてない。この美味しい料理が、尊い生き物の命からつくられているように。

そして、野菜や動物たちを育てた土壌、空気、水、太陽の光や雨、働く人たち、食べ物を届ける人たち、料理する人やサーブしてくれる人たちの仕事のおかかでて、目の前のお皿の上の食べ物があります。このひとつの料理が目の前に運ばれるために、宇宙のあらゆる力が注がれています。被造物を通して神に触れています。

私たちは、とてつもなく多くの愛が与えられ、生きています。

 

家族がふたたび笑えるようになったのは、皆の中で幼子が生まれ変わったからです。内なるイエス・キリストはクリスマスだけではなく、日々、刻々と暮らしの中で生まれ変わります。そして内なるブッダも、毎日、何度でも生まれ変わります。

気づきさえあれば、私たちはどんなときでも、何度でも、もう一度新しくはじめられるのです。

 

 

 

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