一番いい時代の私をあなたに預けます~ふたりの星をあわせて物語を紡ぐ、相性診断~

相性診断 好き?好き?大好き?
彼「嘘をつくくらいなら 死ねたらと思うよ」
(無言)
彼女「ほんとうに 好き? 好き? 大好き?」

 

 

 

もう あなたとは会えません

その一行に逆上したオレは
手紙を引き裂き、公園のくずかごに捨てた。

━━島田雅彦『手紙の蘇生』より

 

 

暑いくらいの日が続きますね。

今夜から東京では雨模様みたいです。昨夜は膨らんできた綺麗な月を見ていました。

 

ここのところ体中に痛みがあって、持病からくるものなので「また例のヤツが来たな」というくらいのものなのですが、しばらく活動が思うようにできず・・・・・・。それが、月が獅子座に抜けたあたりから少しよくなってきたので、昨日今日と外に出ることができました。

痛みもせずに普通に歩けるって幸せなことですね。

 

一歩一歩、ゆっくり歩いて、そして夕方にプランタンでお食事をしました。あまり食べていなかったので、もっと消化に良いものがいいのかもそれませんが、お店に人がたくさんざわめいていて、そんな人いきれの中に自分も混じっていたかったのだと思います。

TOP写真のものだよ~(*^^*)♪

アボカドと小エビのサラダ&フレンチトーストです!ふわふわでした・・・・・・!

 

 

今日は、前にも書いたけれど相性診断についてのお話です。

相性というのは、片想いの人や恋人だけではなく、夫婦、親子、友人、会社の人なども含みます。恋愛に関した質問が多そうですが、どの関係も大切なものですよね。

この相性はシナストリーと言いますが、なんとギリシアの昔から相性の秘密に迫ろうとして開発されてきた技法なのだそうです。

 

とても楽しいし、もちろん当たるし、星をもとに恋バナをすればやっぱり盛り上がっちゃいます。私も気軽に聞かれるのは恋愛関係が一番多いように感じます。

 

だけど・・・・・・

相性って、その時期の心や体の状態、その人を取り巻く環境、年齢など様々な条件で変わっていくし、ふたりの間で起こる有機的な化学変化な上、好きになることに何の定義もない非常に個人的なものなので、本気で読むとしたら繊細な作業が必要です。

人間の心の機微って、本当に複雑ですよね。

 

それでも、トランジットは過ぎていくけれど相手の人とはずっと一緒にいることもあるので、よい関係を築くために星を有効的に読んでいきたいですね。

獅子座の月と射手座に木星がある子どもでも、親子のシナストリーで伸び伸びとできない場合もあります。こんなとき、どうすればいいか考えるきっかけになります。この人といるとボケキャラなのに、あの人といるとしっかり者になっている自分、この人には嫌味を言っちゃう、あの人といるとなぜか体調が悪くなってしまう、などなど・・・・・・

 

自分のMCに相手の木星が重なると、その人がいい仕事を持ってきてくれるなど恩恵に預かれる可能性大なので、仕事相手としては嬉しい。

そして月の相性はとても大切ですね。月同士の関係がふたりの間でどうなっているか、互いの月に相手の天体が何か関わってきているか。月はすぐに感じます。その人といると苦しい、緊張するみたいにです。相手の印象を互いに受けとるのは月なんです。自分の月を通じて、相手の印象は月を媒体にしてしか受け取れないのです。

ツィッターなんかは相手の太陽と水星が発信しているものを、自分の月で受け取っている形になります。

 

アスペクトも、ソフトなセクスタイルなら良いかというと、楽しいけどけっこう疲れもするのがセクスタイルです。冒険行こう~!という火に風が探検の地図を与えたばかりに死ぬ思いしたり。一緒にいると掛け値なしに楽しいけれど、実はふたりとももう帰りたいと思っていたりします(笑)

 

ではハードなアスペクトだとどうかと言うと、ぶつかるけど成長のチャンスだったり、ブレークスルーを与えてくれたり、何より対人関係は個人の成長を大きく促すものでもあって、誰だって葛藤したり疑ったり傷ついたり傷つけたりしながら、成長していきますよね。

それで、いつもケンカしているけどずっと一緒にいるふたりもいますし、漫才などのコンビニはオポジション、スクエアのふたりが多く見られるようで、つまりたくさんのことを経験して星が成熟していけばハードなアスペクトも「味」になります。いい感じのノリツッコミの夫婦とかかな(*^^*)

 

このようにとても楽しいのですが、占星術を何十年もやってきた先生でも、シナストリーは母子関係までさかのぼらないとわからないとも言うし、難しいものですね。ギリシアの頃から研究されつづけているのも納得です。

 

シナストリーはSynastoryですが、これはSynとAstryという言葉の合成語で、Synは「合わせる」「統合する」、Astryは「星」という意味、つまりシナストリーは、お互いの星を見比べ、ふたりの星と星をあわせて、そこから一つの物語の紡ぐこと。

アスペクトはラテン語で「見ること」「注視」を意味するAspectusに由来していて、シナストリーにおいては互いの星と星がどう見つめ合ているかを調べていきます。

 

鏡リュウジさんの『占星術夜話』で知ったことでもあるのですが、互いの星と星がどう見つめ合っているか調べて、ふたりの星をあわせ、ひとつの物語をつむぐなんて、ロマンチックな作業ですね。

 

 

今回、冒頭にあげたのは島田雅彦さんの『手紙の蘇生』という詩です。

「もうあなたとは会えません」の一行に逆上して公園のくずかごに手紙を投げ捨てた、それは関係を葬るためのオレの儀式なのですが、不貞寝しようとしてもどうにも寝れない。どころか指先に手紙を裂いた感触が強い抵抗を持って蘇る。彼女・・・雅子を裂いたわけでもないのに・・・・・・

 

鴉がたむろする公園に舞い戻り、
ゴミ箱をあさり、手紙の紙片を残らず集めた。
夜霧に湿った紙片は彼女の肌の感触に似ていた。
千切れた皮膚を持ち帰り、ベッドで雅子の蘇生を試みる。
ケチャップや飲み残しのコーラの染みがついた皮膚を
セロテープでつなぎ合わせる手術をやり遂げると
不思議な充実感があった。
流れるような雅子の筆跡にはひび割れが生じ、
たどたどしい文面に変わっていた。
最初に読んだ時には感じられなかった雅子の逡巡が
にわかに浮かび上がってきた。
そしてオレは見過ごしていた末尾の一行に釘付けになる。

 

一番いい時代の私をあなたに預けます。

 

オレは今まで止むに止まれず、
ここにはいない雅子を愛し、毎夜、夢に呼び出し、
その幻に自分の言葉を与え、
自分の欲望を吹き込んできたではないか。
今さら、それを止めることなどできようか?
オレは失恋したわけではないのだ。

 

 

悲しいし、うまくいかないことも多いけれど・・・・・・

恋愛とかね、

痛い目見たのにまた繰り返したり、でも生きてるって感じはするよね。

 

こういう痛い思いしてるのにバカみたいに何度も繰り返してしまうもの、恋愛以外にもあるけれど、そういうのから全部卒業したら、、

 

生きるの楽そうだけど、退屈かもしれないなんてちょっと思いました。

 

 

ではでは、読みに来て下さり本当にありがとうございます(*^^*)♪

 

 

読みに来てくれてありがとう!

 

2017-05-06 | Posted in 占星術No Comments » 

 

射手座土星の逆行と12月の土星山羊座入り~社会の成功願望と脱スピリチュアル~

クロノス神

 

 

5月に入りました!

私の周りはGWも仕事をしている方が多く、やっかいな仕事が持ち込まれて休み返上など大変忙しそうです。私はといえば忙しさよりもプリンターが印刷できなくなって急遽修理に出したり、PCをWi-Fi接続に変えようとしたもののPC関係のことにうとすぎて頭を悩ませていたりしました。

詳しい人に「子機」が必要だよ、と聞いてAmazonさんで取り寄せ、不安に思いながらも接続してみたら、ちゃんとネットつながってくれて一安心です。そうしてブログを書くことができるようになったのでした・・・・・・(^^ゞ

ちなみにプリンターは私がインクを交換したとき、剥がさなくてはならない黄色のテープを付けっぱなしにしていた為にインクが出なかったのでした。マヌケです。

 

 

Wi-Fiにつながりました!

つながりましたー!

 

 

3月28日から土星と逆行した金星がスクエアを形成して、4月7日には土星も逆行をはじめ、9日くらいにスクエアの緊張はピークに、11日には水星も逆行を開始、16日に金星は順行に戻ったものの、20日くらいに再びスクエアがタイトに・・・・・・と、仕事、経済、人間関係(とくに愛情に関して)に葛藤や思ったようにいかないといった問題が生じやすかった時期です。

そして今、水星も逆行を終え、5月5日には金星と土星のスクエアもゆるくなってきます。

最近の皆さんの流れはどのような感じだったでしょうか?

逆行した金星は魚座に戻ったので、愛され商売、つまり人気が収入に直結する仕事(水商売など)の方は、けっこう苦しい時期だったかもしれないと思っているのですが、こういうのはどうなのかなと気になります。あと不倫や浮気の相談が増えたかもしれません。

 

私は4月の半ばくらいまでは淡々とした日々でしたが、末あたりから頭を悩ますようなことが続きました。もちろん、星の影響もあるにせよ、すべての問題は私に起こったことも私以外の人が起こしたことも、全部私の中から生じたことだと考えています。自分の中の未解決の問題に気づかせてくれたのですから、悩み事や困ったなと感じる人には感謝しなくてはいけません。

・・・・・・なんて言うとカッコいいかもしれませんが、苦しい最中にはシクシク落ち込んでいたりしますね(笑)

 

土星はギリシャ神話のクロノス神で、TOPの憂鬱そうな顔をした写真がそうですが、自分の命を狙うかもしれない子どもたちを次々呑み込んだ冷酷無比な神とされる一方で、一部の伝承では慈悲深く有能な王であったという話もあり、豊穣の神であったクロノスが王であった時期が最も幸福な時代であったとされています。

ローマ神話ではサトゥルヌスと同一視されており、人間に農耕を教え、法律を制定した王です。両方の神話で高く評価されているクロノスですが、ゼウスをはじめとする後の神達によって著しく評価を下げられてしまったとも言われます。憂鬱にもなるかも・・・・・・

 

 

そんな土星がここ2年くらい射手座にあり、今は逆行しているわけですが、蠍座の土星のときに内にグーッと向かってた力が射手座で一気に解放されて、でもその分、現実的な困難にぶち当たって、何を信じたらいいか、改めて自分の信念について問い正さなくてはいけない時期でもあって、ゆらいだ自信を押し隠すようにムキになって自己を打ち出しても、そんな虚勢は剝がされてしまう、、

土星は曖昧なことを許してくれませんね。

 

私はまだ読んでいないのですが、リズ・グリーンの『サターン 土星の心理占星術』には射手座土星は9ハウスと同じ意味があるそうです。信念と宗教と旅の部屋。この時期、スピリチュアルに癒しを求めてハマった方は多いはずです。

それが現実に根差したスピリチュアルならよいのですが、パワーストーンで潜在意識の傷が癒えたとか、仕事が成功したとか、出会いがあったとか、成功の法則系の中にも地に足がついていない、つまり成功するためには成功している人たちと付き合いなさい、のようなアドバイスがなされているものなど・・・・・・短期的に成功しようというその願望自体が不幸の道なのに、社会の成功願望に引っ張られてしまったり、何でもかんでもアセッションしましょうとか・・・・・・そうして現実的な大きな問題にぶつかって、スピリチュアルなエネルギーを外に放出すればすべて解決すると思っていた分、打たれ弱い自分に気づいたり・・・・・・そういった難しさに出会った射手座土星なのではないかと思います。

前回、1987年の射手座土星のときにはオウム真理教が成立し、8年後に冥王星が射手座に入ったときには地下鉄サリン事件が起こっています。

 

 

何をやっていてもいいのです。

パワーストーンでも、スピリチュアルなアロマテラピーでも、パワースポット巡りでも、占いでも。それで元気が出るなら思い切り楽しんでやればいいし、本当に自分の大切なものならば、真摯に勉強すればいいですよね。ただ、それで「癒された~」となってしまうと、私たちは自分自身に直面しなくなってしまう。そこには社会意識=土星がないのです。

癒しとスピリチュアルのツールには、その多くに古くからの伝統があります。ただそれは、あくまで自分を助ける補助としてのもので、悩みや苦しみといった問題に向き合うのは自分自身でなくては、結局は同じ問題を繰り返してしまう恐れが大きいのです。

 

12月に山羊座に土星が入れば、土星はホームに帰ってきたことになります。

山羊座は地の最後のサイン。最高の感覚器官を築き上げるサイン。ここで私たちは土星を本当に実のあるものにしなくてはなりません。

毎年、事業計画をヒーヒー言いながら作っているけど、銀行の融資を受ける以外にどれくらいビジネスの経済的な面に有効的に使えているのか?、あるいは、管理、管理といっても管理されて嬉しい人間なんてほとんどいないわけで、新しい、人を本当に生かす管理の仕方を編み出すことが必要・・・・・・など。

 

山羊座には冥王星もありますし、まさか本当に伊藤計劃の『ハーモニー』みたいに大災禍のあとに揺り動かしが起こって、水瓶座のグレートコンジャンクションで徹底的な調和と平和の管理福祉社会が訪れる・・・・・・とか。

いえ、本当のスピリチュアリティを自分の中で育てていく機会なのだという見方もできるはずです。未来を占ってもいいし、どんな流れが来るか知ることでうまく宇宙のエネルギーを利用したり、冷静に対処することができるという人もいると思うけれど、だけど、未来は現在の続きですよね。

未来には現在が含まれています。

 

だからまず、今日一日、励んでみましょう。

一歩一歩、ときに三歩進んで二歩戻りながら、です。

 

 

読みに来て下さり、本当にありがとうございます!

 

今日は銀座に行ってきます。

何を体験するか楽しみです。

 

それでは、また(*^^*)

 

 

 

2017-05-04 | Posted in 占星術, 星とこれからの時代No Comments » 

 

あなたを満たすベスト・パートナーは?〜誰かに不満や不完全さを感じたときに〜

あなたを満たすベスト・パートナーは?

 

 

 

平凡な人生を歩むこともできるのに、

傷ついたり傷つけられたリ、殴られたり病気になったり、
経済的なピンチになったり修羅場を経験したり・・・・・・

そしてどこかで救いの手が伸べられて、今こうして生きてたりするような、
辛い人生の人ほど魂は欲張りなんですって。

わざわざ魂がそういう脚本を書いて生まれてくるから。

 

人を求めているのに、いつもうまくいかない人も、きっと魂が欲張りなのかもね・・・・・・

 

占星術で好みのタイプや相性を見ることはできるけれど、
その前に一度ひとりになって、自分の心に聞いてみましょう。

 

「あなたは、どんなパートナーがいたら満たされますか?」

 

理想の恋人、理想の友人、理想の家族、理想のビジネス・パートナー……

 

そんな完璧な相手なんかいないし、自分だってこんなだから人のこと言えないし、
出会いがないし、人付き合い苦手だし……

という意見はひとまず置いて、わがままに自分の願望をあげてみよう。

 

・どんな私も見捨てないであきらめないでいてくれる

・私の話をちゃんと聞いて、側にいて、お話ししてくれる

・さびしいとき抱きしめてくれる

・見返りのない愛情

・無視したり感情的になって怒らない

・いつも私のことを一番に考えてくれる

・弱っているときは甘やかしてくれる

・嘘をつかない

・私が大切にしているものをないがしろにしない

・私が大切なものの良さをわかってくれる

・私を褒めてくれる

・いつも笑顔で元気づけてくれる

・かわいい、知的、スタイル抜群

・家を守ってくれる、料理も上手

・聡明で控えめ、近所づきあいもスマートで自分を立ててくれる

・将来性がある

atc……

 

 

なんかもうシニカルで努力家な人が見たらイラっとしそうな感じですか、
私たちの心の中のインナーチャイルド、占星術で言うところの月は、ワガママなのです。

世間の常識だとか道理だとか意に介しません。

私たちが満たしたくて、どうしようもないものだもんね……

 

私は、こういうふうに自分の心に話しかけてみるのはとても大切なことだと思います。

正直に、自分の内側から湧いてきた感情は、インナーチャイルドの声でもあります。
無視してしまうと、また傷が深くなって泣いてしまいます。

無視し続けていると、やがて「どうせ私なんか誰にも愛されない」、
「私が何をしても誰も目に止めてなんかくれない」「何をやってもうまくいかない!」

……そんな声で心がいっぱいになっちゃうんだよ。

 

ときに、自分が人を傷つける激しい感情を持つことや、
強い怒り、誰かに対する胸が痛むような想いに気づくこともあります。

私は最近、ある人とのメールのやりとりで、淋しくないその人を前に、
とても淋しい自分に気がつきました。

昔感じた感情にフタをして閉じこめていたから、
また水底の澱が湧き上がるように、私の意識に昇ってきたのですね……

 

「淋しい」とは、木が2本立って泣いているから淋しいんだよ、
とはよく言ったものです(by寺山修司)

ひとりぼっちで寂しいのは当然だとしても、二人でいるのに淋しいのだからね、、

 

 

誰かとの間に不満や不完全さを感じるときに、
感じることや願望は、

私たち自身に、いちばん足りていないもの、
どうしても満たしたいもの、

まずは、相手に要求したり
自分を「ダメなやつ!」といじめる前に

自分の欲しがっているものを自分で与えてみよう。

 

あの人の腕に抱きしめられたいのだから、
自分ひとりでは満たせるはずがない

そう思うかもしれない。

あの人というのは、好きな人でも、
お母さんでもいいけれど、誰か自分でない人・・・・・・

 

それでもまずは、

あなたと、あなたのインナーチャイルドが完璧なパートナーシップを
取り戻すとところからはじめてみよう。

 

やがて、あなたが取り戻した関係を、
外の誰かとも築けるから・・・・・・

 

恋愛で辛いときは
ついアドバイスをしてくれる誰かを探したくなってしまう。

占いに行ってしまう。

 

何をしていてもいいけれど、

あなたとインナーチャイルドの関係を取り戻してみてね。

 

またね。

 

 

2017-04-30 | Posted in 心と体のケア・ワークNo Comments » 

 

これからの時代と占星術

本当の癒し、本当のスピリチュアリティー

 

こんにちは!

もうすぐ4月も終わりですね。今日はもう、5月を感じさせる陽気です。詩人の谷川俊太郎さんが5月と9月の空は特別だと言っていましたが、本当に私もそう感じます。緑は萌え、植え込みの花もファッションピンクに色づくような、植物にとってはサイケな季節。力強い植物の生命力。

 

そんな生き生きとした季節を前に、私はといえば思い悩むことも多く、天体と星座の精油をブレンドしてミストなどを作っていました(TOPの写真のものです)。このミストやボディクリームに使う精油のブレンドは、占星術アロマテラピーのメソッドをもとに調合しますが、私はもう少し細かく複雑にネイタルチャートやトランジット、ソーラーアーク、プログレスなどを読んでブレンドします。精油の調合など気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

ところで、皆さん、ここのところ仕事や恋愛などでどうもスムーズに行かないな、ということはありませんでしたか?

少し前に金星が逆行して魚座に入り、その金星と射手座の土星がスクエアを形成しました。これは浪費のアスペクトという見方もあるようですが、やっぱりお金の流れが滞ったり、とくに土星が社会、つまりビジネスを表すので、仕事面で金銭的な問題を生じたりしなかったかな、と思います。

また、恋愛や心ひそかに気に入っている人、もっと本音を出して付き合ったり、甘えたり、親密になりたい人、夫婦関係も含めてパートナーシップに何か辛さを感じたり・・・・・・素直になれなかったり意固地になったり。金星の逆行は自己価値に不安を感じさせますから、この時期、仕事やお付き合いの面で自分に自信がなくなってしまった方も多いのではと思います。

 

私もそうで、逆行時より順行に戻ったここ最近の方が仕事で思い悩むことも出てきて、ホ・オポノポノのヒーリングツールを使っていましたが、どこかでそのヒーリングの結果よくなる自分を期待していました。

期待すれば現実の自分と間にギャップが生じます。理想との間で慢性的なストレスが生じますし、体にグーッ力が入っていては、自然なエネルギーが流れるはずがありませんよね。

 

 

そして、金星と土星のスクエアですが、これは占星術家のルシエルさんのツィッターで知ったのですが、キロンが金星と重なっていたそうす。どういうことかと言うと、金星や愛情面での悩みや滞りはあるけれど、同時にそこから執着を手放すような星の力が働いているとのことです。

なかなか、期待や執着は手放せませんが、話せないときは全力でそんな自分を感じるしかありません。うまくいくことを期待して手放して感謝している自分を作っても、それは犬の感謝にすぎないからです。

 

そんな金星も5月に入ればスクエアも緩んで、流れが出てくるのかもしれませんし、双子座に火星もあるので忙しくなる人もいそうです。

私も来月、チョロチョロしそうです(笑)

 

 

ところで、占星術は未来を読むための有効なツールにもなりますが、実は私は、今この瞬間を、今日一日を励んですごしたいので、以前は世の中の流れを読む未来予測にあまり興味がありませんでした。家にテレビもずっとありませんし、ネットでニュースを見たりすることも少ないのです。それでも世界的な経済危機や戦争、犯罪などはつぶさに情報として入ってきます。

せっかくなので、これからどういう時代が来るか、そして私たちが豊かに生きていくためには?を私も考えてみたいと思います。ご興味がありましたら、ご一緒してくださると嬉しく思います。

どうぞよろしくお願い致します(*^^*)

 

まず、2019年3月6日に天王星が牡牛座に入ります。今から約2年後です。

私はnicoラボのnico先生のもとで学ばせていただいているのですが天王星牡牛座時代には手に職がないと生き残れないとのことす。あと2年、将来を不安に思うたちで、確証はなくても少しでも安心したい方は何かスキルを身に着けておくのもひとつの手です。ただ、自分の本質に合わないことをやっても、豊かにはなれません。

私は以前の記事で、ニュートラルにやっていきたいので、手に職があることを=良、善、光とは見るつもりがありませんが、時代としてはやってくるのかもしれないですよね。

 

そして2020年の水瓶座で起こる木星と土星のグレートコンジャンクション。向こう100年は風の時代が続きます。

それにしても、天王星が地の星座である牡牛座に入ることや、風の時代が来ることって、私たちは自分の知っていることしか予測ができないので、もしかしたら自分たちの知らないカタチで天王星・牡牛座、風の時代が現れるのかも・・・・・・なんて考えます。

ただ、私も好きで瞑想や呼吸法の参考にしているベトナムの禅僧ティク・ナット・ハンさんは、マインドフルネスを普及し、その存在と活動が世界的に必要とされる人になっています。ハンさんは天秤座の生まれです。イマジンを歌ったジョン・レノンも、非暴力主義のガンジーも天秤座。

愛、調和、美、平和、コミュニケーション、思考、協調・・・・・・風と言うとそのような言葉が浮かびます。

 

風サインは一人勝ちのサインではないので、極端なたとえですが昔の化粧品会社のように独占企業が力を持っている時代ではなくなる・・・・・・もうすでに違うジャンルの人達が手を組んで新しく仕事を発信している時代ですし、となると今の牡牛座の時期や、天王星が牡牛座に入る頃だって、牡牛座と言えば豊かさや自分が本当に好きなことを見つけるとかそういうことでもあるけれど、、

天体は動機や欲求であり、サインが私たちの遺伝子に記憶され、身体に反映された本能的な側面や地球環境そのものに残っている時間だとか歴史の流れ、つまり性質、アーキタイプ(元型)的なものを意味するとしたら、私たちの潜在意識の中にある記憶をクリーングしないと、ほんとうの自分、インスピレーションは生まれないのではないかとか考えます。

つまり牡牛座のこの時期はこんなことしたらいい!という表面的な牡牛要素に振り回されてしまうのでは、と・・・・・

 

もし、一度自分をゼロにして、そこから出てきたインスピレーションなら、本当に自分の才能を開花させるもので、豊かな暮らしを実現する糧となるものではないでしょうか。

 

 

・・・・・・長くなってしまったので、今日はここまで。

もっとコンパクトに書きたかったのですが、時間がなくなってしまいました。なぜかと言うと、昨夜から記憶のクリーニングをしていたら、急に掃除がしたくなって洗濯機の大掃除を始めてしまったからです(笑)

 

それでは、今日も読みに来て下さり、本当にありがとうございました。

 

 

その時のあたなが思い出されて、虹が懸かるんだよ~岩崎航さんの言葉、そして人は自分が得意とするところで失敗をする~

眼鏡を買いました

撮影に使うので眼鏡を買いに行きました(伊達)

 

上に放り投げたボールが下に落ちてくるのが
この地球上では当たり前なように、

自分にとって嬉しいときもあれば、苦しいときもありますね。

それは当然のことなのに、苦しいときはややもすると
その感情に吞み込まれてしまいそうになったりします。

苦しいからヒーリングやセルフ・セラピーを行ったりして、
そしてその過程で期待や執着を手放すなどするのですが

そうやってある意味、天にゆだねるようになると
自体は好調するものです。

 

ただ問題は、好調があるのだから不調もあるわけで、
うまくいっていた分、参ってしまって、

このまま不調が続くのではないかとか
得ていた利益を失うのではないかとか

頭と心は不安でいっぱい、すぐに落ち着かなくなってしまうものです。
(本当は好調も不調も、ポジティブもネガティブもないのですが)

 

本当に、調子がいいときほど要注意です。

とくに私なんかはそうです。

人は不得意なところで間違うのではなく、
自分が得意なところでこそ間違うのですね。

 

 

つい調子がいいときは、ノリのいいことを言いがちです。

自分の幸せだけまずは考えてください!とか、言いそうだし、
まずは自分が幸せにというのは、本当にそう思うのですが、

その実、本来、人は自分を愛することだけで、十分に生きていく価値がある・・・・・・という、
ホ・オポノポノのイハレアカラ・ヒューレン博士の言葉を、真に理解することが、
いまだ足らないという気持ちがします。

 

だから、苦しいときは、そこに原点に還れ!という、
インナーチャイルドからのメッセージがあるのではないかと感じています。

この声を無視したりすると、
自分の中のインナーチャイルドは深く傷ついてしまいます。

気づいてもらえなくて、ずっとひとりぼっちでシクシク泣いている
そんなインナーチャイルドが、あなたにもいるかもしれません。

 

 

「幸せ」って、なんだと思いますか?

素敵なパートナー、やりがいのある仕事、友人、
雨露しのげて暮らせていること、十分なお金、好きなことがやれること・・・・・・

人それぞれだろうけれど、本当の幸せって
こんなふうに言葉でカテゴライズできるものではないんじゃないかな。

 

何にも捕らわれずに、自由に。

何にも恐れたり、不安になったり、心配したりしないで、自由に。

 

私はそういう幸せを得たいと、心から思います。

 

あなたの幸せはなんですか?

 

 

私は岩崎航さんの言葉にとても励まされてきました。

岩崎さんは筋ジストロフィーで介護を受けながら詩やエッセイを書いています。
詩は五行詩と呼ばれるものです。

 

どうしようもなく
孤独な時間に
こみあげた思いひそかに研ぎ澄ます
それを
凱歌として突き貫くのだ

 

苦しみの底から出てきた言葉が
たった五行でもどれほど人を励ますか。

夢を持て、計画をたてろ、人間関係を見直せ・・・atc、

そんな安っぽく言葉が使われる現代で、
本当の、岩崎さん自身の血と肉と想いから出てきた言葉。

 

生きていて辛いことが多い中で
(だって運動会で、みんなみたいに走るなんて当たり前のこともできない)

「たとえわずかでも、自分のことを分かってくれる人がいる。
それは心の支えです。」

そういう岩崎さんの魂が、なんて健やかなのでしょう。

病気とか障害とか、そんなの関係ないよね・・・・・・

 

今は、自分のことを分かってもらえることが少ないから、
こうしてカウンセリングなどが増えているのかな?とも思います。

 

私たちは、ひとりで生きていけるようにならなくては、
本当の意味で自由にはなれません。

自分の周りの人達を自由にしてあげることもできません。

 

だけど、精一杯、目の前の私を励ましてくれた人、
信じてくれた人がいるから、今こうして私はここに生きています。

この世界にたったひとりでも、自分を真に信じてくれる人がいれば、
人は生きていける。

 

もし、誰からも見捨てられ愛されず、不運ばかりで、
苦しみしかないようでも、

あなたが今、生きているとしてら
きっと誰かに、あるいは何かに愛されています。

たまたまいただいた暖かいスープかもしれませんし、
野良猫かもしれない。

雲とか花とか雨かもしれない。

 

何からも愛されなくなったら、きっと私たちは生きていけない。

人間は、貧乏では死なないけれど、孤独で死ぬ生き物だからです。

 

 

辛かったその事より
なぜだろうか・・・
力いっぱい励ましてくれた
その時のあなたが思い出されて
虹が 懸かるんだよ

 

 

占星術をやって、
必要以上に思い悩むくらいなら、

心の栄養となるものをたくさんとって
少しでも本当の自分でいられる時間を増やしたいものです。

 

 

こんなこと書いていますが、占星術をやっています(*^^*)

今日も読みに来て下さり、どうもありがとうございました!

 

2017-04-28 | Posted in 日々のことNo Comments » 

 

「僕の肉に食い込んでいるのは、君の魂だ」~マレフィック第12ハウス、護り通すものについて~

ネルソン・マンデラ

ネルソン・マンデラ
第8ハウスに太陽、第12ハウスに月を持つ
 

 

こんにちは!

今日はマレフィックハウスの最後、第12ハウスについて書こうと思うのですが、頭の中では「これからの時代と職業占星術」についての話でいっぱいになりつつあります。気分が本当に変わりやすいですが、そんな自分を楽しむしかありません。修正できるとか、そういう要素じゃないですよね、その人の本質って。

ところで一昨日、仕事でご一緒した方に聞いた話なのですが、無期懲役の人と死刑囚に絵を描かせると、そこにはあきらかな違いがあって、ひとつは死刑囚の絵は鬼気迫っていたりするとか、まぁそれはわかりますよね。あと、死刑囚の絵にはほとんど自分自身が描かれているそうです。これは大きな違いですよね。

自分そのままが描かれていたり、一本の木で自分を表したり、それは人によって違うそうです。

 

自分が、この世から消える。

 

それを思ってみるとどうでしょうか。自分をせめて絵の中に残したい気持ちが死からとりあえず遠い私でもわかります。もし、自分がもう地球に戻る見込みのない宇宙への旅にミッションで旅立つことになったら、きっと溢れるほどの地球への愛を感じて、すれちがう人たちにも笑顔になりそうだし、とにかく人に話しかけるのではないかと思うのです。

やっぱりマレフィックなハウスは生をより実感させてくれるハウス。生きるエネルギーを得る可能性が大きいハウスです。ということで、できるだけホット(笑)に第12ハウスについて書きたいと思います。

 

 

僕の楯になった君の心臓を貫いた銃弾が、僕の肉の中にある。それだけを、僕は強く思っていた。僕の肉に食い込んでいるのは、君の魂だ。護り通さねばならない。

━━皆川博子『双頭のバビロン』より

 

私は第12ハウスって、とても読みづらいなと感じることが多いのですが、一般的な職業で言うとNHK職員など公務員に多いそうです。9、12ハウスは木星的なよりよいもののために命かけてますというくらいの、とにかく大きな理想や目標がないと生きていけない。自衛隊など大義のある人たちもそうですね。昔は国営企業というものがって、国のためという意識を持った国民も多かったそうですが、今の時代はこれはあまりあてはまりません。

本来はジハード(聖戦)の部屋でもあるそうです。目的のためならあらゆる手段が正当化されるほどの使命、懸けるもの。

とにかく第12ハウスが強い人は、その天体はその人の中で善の意識を持っているし、大いなるものを用意しないと彷徨ってしまう。何にハマるかは人それぞれですが、自分がそこにどっぷり浸かれるような、できればより大きなもの。これが一個人にどっぷりハマってしまうと、それはそれで大変だったりします。

そもそも誰かの、何かのために命や自分自身すべてを懸けるなんて、アイコンがいなければ難しい話で、だから天皇がいたころは第9、12ハウスはバリバリにできたそうです。またハリウッドで活躍しているスターも第12ハウスが強い人、多いと聞きました。レディ・ガガとか、時代のアイコンになる人ですよね。

 

古典ではサイン=ハウスとはしないのですが(似たところはあるけれど)、モダンでは第12ハウスは水、魚座、海王星の部屋としますから、スピリット(志)を受け継ぐという意味もあれば、母親の羊水の中、つまり心地よい世界にお隠れになった状態。ある意味、天岩戸にこもって一番心地よいハウスです。Ascから外に飛び出すのは本当に命がけの冒険ですね!

 

では、古典におけるマレフィックハウスとしての第12ハウスを見てみましょう。

 

第12ハウス
Mala Fortuna(不運)、House of Enemies(敵のハウス)

秘密、隠された部屋、正体不明の敵、悲しみ、苦悩、自滅行為。古典的な文献では、隔離、監禁、投獄、追放、迫害などの不幸を示すと記されている。また、魔女の呪いや悪霊による被害にも関わるとされている。現代の心理学的な占星術では、潜在意識、無意識下のコンプレックスを示すとも解釈されている。

 

第1ハウスから見て盲点になるハウスなので、隠された、秘密の、という意味があります。第2ハウスも盲点じゃないかという話なのですが、第2ハウスにある天体はすぐに第1ハウスに移るので、自分自身にそれだけ身近なんですよね。裁判でいったら証人みたいなもので、自分のもののように扱えるので第2ハウスはマレフィックにはなりません。

魔女の呪いというのも現代では鑑定に使えないと思うのですが、当時は悪いことが起こると魔女がやっていると考えていたのです。見えないもののせいにする、ここには陰謀論や魔女狩りなどもありました。

 

「障害の部屋」、「秘密の敵の部屋」とも呼ばれ、反対の第6室が勤労と病気を表すのに対して、引退と静養を意味します。陰謀・迫害・刑罰・秘密の事柄を支配します。入院・収容・犠牲的行為など、すべて世間から隔離されることに関係し、第7ハウスのような公の敵を意味しません。目に見えない敵、通常は隠れていて、予想できない時に現れて悲歎や災難をもたらす敵を示します。自らを破滅に追いやるところの不安や恐怖・心配・劣等感など、本人の心の中に住む敵をも意味します。(ルル・ラブア『占星学』より)

 

南アフリカ共和国の政治家ネルソン・マンデラ(1918~2013年)は太陽を第8ハウス、月を第12ハウスに持ちます。

反アパルトヘイト運動に取り組み、国家反逆罪の罪で終身刑に、ロベン島に収監。

この人のすごいところは、「刑務所に入ってみないとその国のことを本当に知ることはできない」と言っているところでもありますが、島に収監って相当、国にとって邪魔な存在だったということですよね。そしてその島の監獄には、非常にすぐれた思想家やカリスマ的な人物がいました。つまりこれだけ優れた人が捕まっているのですから、国がそれだけ腐敗しているということを意味します。

ネルソンはそこで、さまざま人と出会い、彼の学問を完成させたり薫陶を受けたりしていました。この怖れに向き合う勇敢さ、これはポジティブシンキングなどと言うものではありません。怖いものは怖いのです。それに向き合うから、勇敢なのです。

そして追いやられているからゆえに、彼を助けようという人達が団結しました。見えないところにいるからこそ存在感が増したのです。怖れに向き合う月の勇敢さ、苦難にあってなおアイデンティティを失わない太陽。

それにしても28年くらい収監されています。本当にすごい人ですね・・・・・・

 

これほどの人となると、私たちの日々の暮らしになかなか落とし込めないかもしれませんが、本来マレフィックなハウスで体験することは、これほどの生きる力を与えてくれるものだということはよくわかります。

 

 

 

最後に、私が思う第12ハウス的なお話として、上の方で文章をあげておきました皆川博子さんの『双頭のバビロン』をご紹介します。

 

皆川博子『双頭のバビロン』

 

皆川作品にはどれだけ夢を見させてもらったかわかりません。

この本は引っ越してまで持っていくのですが、ときおり読み返したくなる箇所があるお話なのです。

 

爛熟と頽廃の世紀末ウィーン。オーストリア貴族の血を引く双子は、ある秘密のため、引き離されて育てられた。ゲオルクは名家の跡取りとなって陸軍学校へ行くが、決闘騒ぎを起こし放逐されたあげく、新大陸へ渡る。一方、存在を抹消されたその半身ユリアンは、ボヘミアの「芸術家の家」で謎の少年ツヴェンゲルと共に高度な教育を受けて育つ。アメリカで映画制作に足を踏み入れ、成功に向け邁進するゲオルクの前にちらつく半身の影。廃城で静かに暮らすユリアンに庇護者から課される謎の“実験”。交錯しては離れていく二人の運命は、それぞれの戦場へと導かれてゆく―。動乱の1920年代、野心と欲望が狂奔する聖林と、鴉片と悪徳が蔓延する上海。二大魔都を舞台に繰り広げられる、壮麗な運命譚。 (あらすじより抜粋)

 

ゲオルグとユリアンは名家の生まれなのですが、ふたりはシャム双生児として生まれました。手術が成功してふたりはそれぞれ一人のとして存在することができるようになりましたが、名家らしく、片方の存在は不都合なものなのです。ユリアンは、この世に存在しないものとして隔離された施設で育ち、そこで出会ったツヴィンゲルという少年と魂のつながりとでもいうような深い仲になっていきます。日のあたる道をいくゲオルグと、非在の生を生きるユリアン。そして麻薬のはびこる上海。

なんとなく、第12ハウス的なものを感じませんか?

また第12ハウスは母親の羊水でもあるので、そこにある天体をとても純化して大切に扱うとも見れるのですが、ユリアンとツヴィンゲルの結びつきがとても美しのです。この世に存在しないものとして生きる二人、その二人に残されたものは・・・・・・

 

 

 

おそらくこれが ぼくらに残された最後のものだ

心の思いが それと知らずに早くもいつわりを語る時

ふるえる心に 別の心が耳をかたむけることが

そっと力をこめて握りながら 手に手の寄り添うことが・・・・・・

 

僕の楯になって君の心臓を貫いた銃弾が、僕の肉の中にある。それだけを、僕は強く思っていた。僕の肉に食い込んでいるのは、君の魂だ。護り通さねばならない。ゲオルグが知れば、銃弾の摘出、治療を勧めるだろう。君の死も、ゲオルグには告げない。これは、僕と君、二人だけのことだ。他人は介在させない。他人が容喙(ようかい)してきたら、このことは純度を失う。

 

 

もし第12ハウスを水の部屋だとしたら、水は本心や正体を隠す、秘密を好む。

「ゲオルグ、君がツヴィンゲルの思いとして書いたように、私たちは、誰も関わらせたくなかった。他人は介在させない。二人だけの問題だ」

そうして彼らは世間から隔離され、孤独に、静かに暮らす。そして二人は幸せだ。

 

誰か一個人にどっぷり浸かると大変だとも書きましたが、このようにロマンチックな小説もありますね。

「護り通す」というのが第12ハウスに共通するもののように思います。

 

 

それでは、今日も読みに来て下さり、本当にありがとうございます。

次は職業占星術・・・・・・かな?(*^^*)

 

2017-04-27 | Posted in 占星術, 本・音楽・映画4 Comments » 

 

Gate of Hades第8ハウス~求めたのは魂の重さと君の言葉~

伊藤計劃『屍者の帝国』よりハダリー
伊藤計劃『屍者の帝国』より
機械人間ハダリー

 

 

━━求めたのは、21グラムの魂と君の言葉
伊藤計劃『屍者の帝国』より

 

導きだ。全員が絶望を感じなくなるのは至福のひとつの実現だ。そこにはもう、争いも、憎しみも、殺し合いもない。争いを知る機能もなくなるからだ。

 

「Mは人々から意思を奪おうとしている」

「そんな世界、私は望まない。プログラムじゃなく魂の喜びを知りたい。悲しみや苦しみがあるからこそ喜びを感じるのでしょう?」

 

 

なんだかだんだんと映画のサイトのようになってきていますが、自分の思うことややっていることを正直バカみたいに書いてみようという試みでもあるので、気が向かれた方はお付き合いくださるととても嬉しいです。

さて、上のセリフは伊藤計劃の『屍者の帝国』からの引用ですが、太字の部分はTOP画像のハダリーという女性のセリフ。この世界では屍者に霊素を注入し、人間の労働力として扱っていて、さらにそれが軍事利用されていたりと物語の舞台はそうなのですが、主人公のワトソンは、人は死ぬと21グラム軽くなることから、それが魂の重さなのでは、と。「魂のありかた」を問うお話です。

そんな中でハダリーという女性は機械人間なんですね。彼女は悲しい、嬉しい、懐かしい・・・・・・そういった感情を理解することができません。彼女が知りたいのは、望んでいるのは魂。それは悲しみや苦しみを感じること、痛みを感じること、誰かを愛おしく思うこと。

 

『屍者の帝国』ハダリー

魂を理解することができず悲しむハダリーを見て
主人公は君のそれが魂だよ、と言う

 

先日の記事でも書きましたが、悩みや苦しみをやたらと解消したがるムードや明るくポジティブであることをすすめられることに私はどこか疑問を感じます。そこから星を悪いようには読まなくなったり、マレフィックなハウスを忌み嫌うような傾向が生まれたのではないでしょうか?

そんなマレフィックハウスのひとつ、第8ハウスについて簡単にまとめてみます。

 

第8ハウス
Epicataphora(下降する場所)、the House of Death(死のハウス)

パートナーの財産、他者の財産、共有の財産、遺産、遺言、年金、保険、借金、損失、死。古典的な文献では死とその原因、死への恐れを示す不運なハウスと記されている。さまざまな危険、毒、腐敗、隠された事柄、精神的な苦悩。現代の心理学的な占星術では、トランスフォーメーション(意識の変容)のハウスであると解釈されている。

 

第8ハウスは第1ハウスから見てパートナーを意味する第7ハウスの2番めのハウスなので、他者の財産となります。

今の私たちは病や死を怖いもの、嫌なものとして見ようとしません。人間は美しいものや快楽を与えてくれるものしか見なくなりがちなのですね。病気や死は確実にあり、自分もそこからは逃れられないのに、直視しようとしない。

死に対する恐れ、死に付随する感情も第8ハウスが示し、ここに天体がある人は幼いころに死に対する恐怖をかなりもっていたなど、月があるととくに、死を意識している場合が多いようです。

現代ではどこか読みにくハウスのひとつでもありますが、こんなにわかりやすいハウスもなく、the House of Death、死のハウス、そのままです。

ただ人間中心主義を唱えたディーン・ルディアが「悪いハウスはありません」と言ったように、いわゆる単純に使われがちなネガティブというものではなくて、それは金星だって行き過ぎたらマレフィックになるのですから、実はこの死のハウスが人間のすごい生へのエネルギーへとつながる可能性があります。

死を代表として、様々な怖れを正面から見据えることで、マレフィックも人間を動かす動機になります。むしろ第8ハウスはとても強い人間の原動力になる、そんなハウスです。

 

 

ところで、第8ハウスが魂を意味するとは限定はできませんが、今ではよく耳にするようになった魂という言葉。

 伊藤計劃『屍者の帝国』

 

 

だけど、魂というものについて、本や誰かの言葉ではなく、自分でどれくらい考えたことがあるでしょうか?

魂ってなんだろう?!

 

『屍者の帝国』では、魂があるから思考があり、思考があるから言葉がある。思考は言葉に先行する。なので、言葉があるなら思考はあるし、思考があるから魂もある・・・・・・という捉え方をしている箇所がありました。

 

私たちの魂、21グラムのそれ、なのかな・・・・・・?

 

 

「私は発達などしない。私は私だ」(パブロ・ピカソ)

魂は、現代の「天使」「パラダイム」「イメージ」「運命」「内なる双子」「ドングリ」「人生の伴侶」「守護者」「心からの召命(コーリング)」などとも言い換えられます。

ジャイムズ・ヒルマンの『魂のコード』、いまだすべて読んでいないのですが、そこには、巨大な樫の樹がすでにたった一粒のドングリに内包されているように、あなたの中には生まれながらの〔魂〕が存在するというヒルマンの主張がありました。

本当は、私たちの中に運命の声が書き込まれた一粒のドングリがあり、人は本当の伝記を、つまりドングリの中に書き込まれた運命を奪われてしまったのだと、彼は言います。

 

それにしても、このドングリに書き込まれた運命の声、つまり魂のコードを聴くことや、他にも自己実現を目標とした精神療法や各種ヒーリング・セラピーなど、たくさんあって・・・・・・本当の自分自身を発現するためのメソッドが現代ではたくさん増えたのですね。

 

占星術も「自分を知りたい」という気持ちで体験してみる方が多いように思います。

 

第8ハウスの話から魂の重さまで話が流れてしまいましたが、読みに来てくださり、どうもありがとうございます!

 

 

最後に、私は『屍者の帝国』の原作のラストがとても好きです。

このお話はもともと主人公のワトソンと、彼が霊素を注入し共に旅をしたフライデーという友人の物語でした。

 

ほんの三年に満たない旅に過ぎなかったが、かけがえのない、得がたい日々をあなたと過ごした。

その旅が僕をこうして形作った。あなたの物語をつなぐ手伝いを上手くできたか甚だ心許ないが、収支はまだ先のこととしてもらえればありがたい。

せめてただほんの一言を、あなたに聞いてもらいたい。

「ありがとう」

 

もしこの言葉が届くのならば、時間は動き始めるだろう。

叶うのならば、この言葉が物質化して、あなたの残した物語に新たな生命をもたらしますよう。
ありがとう。

今、わたしは目を開く。万物の渦巻くロンドンの雑踏へと、足を踏み出す。

 

 

ありがとう。

 

2017-04-26 | Posted in 占星術, 本・音楽・映画No Comments » 

 

第6、8、12ハウス~三大マレフィックハウスは生きる力を与えてくれるのだ!~

ヌードアーカイブス NAGURU
ヌードアーカイブス『NAGURU』

 

古典では三大マレフィックハウスと呼ばれていた第6、8、12ハウスについてなのですが、現代では悪いことは言わないというような風潮なせいか、ずいぶん解釈が歪められてしまった部分もあり、だからこそ読みにくいハウスにもなってしまったようです。

改めてこの三大ハウスについて書いてみようと思います。

 

そもそも古典ではハウスを徹底的に理解することが占星術家の条件のひとつでした。ハウスを理解しないで星を読むことは、家の間取りがわからないのに家を買っちゃうようなものでした。

そのハウスは、

①特定の具体的な問題を表示する
②惑星のコンディションに影響を与える

という二つの重要な機能があります。

 

さて、そのハウスの中で第6、8、12ハウスは三大マレフィックハウスと呼ばれます。

MaleficのMalはラテン語で「悪い」という意味で、Malo Aireと言ったら「悪い空気」というスペイン語です。これはマラリアの語源ですね。

占星術ではこのMaleficと、その反対のBeneficを非常に重要視します。木星はグレート・ベネフィック、金星はレッサー・ベネフィック、土星はグレート・マレフィック、火星はレッサー・マレフィック。

ただ、この「良い」「悪い」というのはとても深い、哲学的なとらえ方で使われていたので、現代の私たちがすぐに口にするポジティブ・ネガティブとは様相が異なります。そもそも火星と土星がなければ金星も木星も成り立ちません。

単純に良い、悪いで判断し、また社会から病気や死が遠ざけられればられるほど、この三つのハウスは忌み嫌わるののではないでしょうか。どうやら20世紀になって、この三つのハウスはずいぶんとヘンテコリンな解釈になって意味がズレてしまったのだと、先日学ぶことができました。
(教えてくださったのは占星術家の芳垣宗久先生です)

 

もともと、どのようなハウスであったか簡単に見ていきましょう!
第一回目は第6ハウスについて。

 

第6ハウス
Mala Fortuna(不運)、The House of Sickness(病のハウス)

ここでは病気、家事、雑務、ハードワーク、部下、家畜、ペットなど。古典的な文献では病気とその原因、重症度などを表し、医療に関するすべての専門職を表すとされる。

できれば人にまかせたい仕事が第6ハウスの意味するとことなのですね。本来その人がやるべき重要な仕事は第10ハウスで見ます。

苦しいこと、嫌々やらざるを得ないこと。そして面倒くさいことをやらせられるのは部下であり、また召使い、メイドや使用人もこのハウスが意味していました。家畜やペットというのは人間が乗っかれないくらいの動物です。馬や牛は第12ハウスで見ます。

今は動物はコンパニオン・アニマルとも言い、家族のように大切にされていることも多いのですが、ヨーロッパの昔の価値観では動物は下位のものとされていました。

そして医者も非常に身分の低い人がなる場合が多く、それは病人を扱う仕事だったからです。中には高い身分の方もいたと思いますが、現代のように高給取りの仕事で「先生!」と呼ばれるようなポジションではありませんでした。

感情のクォリティ、とくに悲しみ、苦しみ、虚弱さも表します。

 

古典では第1ハウスから見てメジャーなアスペクトをとらないハウスをマレフィックとしました。とくに第6と12ハウスはケーデントハウスですが、ケーデントとは「隠されている、隠れている、日陰になっている」という意味があり、視野に入らないところのことなんですね。第3と9ハウスもケーデントなのですが、3は身近なところだし9は宗教なので入らないのかもしれません。

 

このように書くと、第6ハウスに天体が入っていたら人生が大変なのかとか病気にみまわれがちになるのかと思われて、それで嫌だと感じる方が多いのだと思うのですが、別にマレフィックハウスに天体がなくても人生は大変なのです。

すべてのマレフィックハウスに共通して言えるのですが、その大変な経験を通して、素晴らしい、クリエイティブなことができる、他の人の力となることができる、そういった生きる力に変える可能性がとても大きいハウスなのです。

 

どうにも現代はネガティブなことを考えるとネガティブなことを引き寄せるからやめよう、ネガティブな要素のあるものや人には近づかないようにしよう・・・・・・そのような傾向があるのだと思いますが、世界に光を与えた人たちはとても苦しみ、悩み、大きな困難にあい、その悲しみにの中から人を救う行動や創作、言葉を生み出したのではないでしょうか?

もし、本当に戦争など国家レベルのことから身近な暴力まで、そういったものをなくしたいと心から願うのならば、暴力というものの本質を知るということが必要です。「戦争反対」と言っていれば、誰も非難しません。ですがそれくらいの非力な力では、深く苦しんでいる誰かを救うことはできないように思います。

 

第6ハウスに月がある有名人にアーノルド・シュワルツネッガーがいます。

彼は史上もっとも筋肉質な男としてギネスブックにも載っているくらいですが(そんなギネスあるんですね)、子どもの頃はヒョロヒョロの虚弱体質で、サッカーチームに入れてもらおうとしても、あまりに軟弱なので断られるくらいでした。

しかも山羊座の月です。Ascが蟹座なので、このコンディションの悪い月が精神と肉体を支配しています。虚弱で精神的にも弱く、病や苦労を抱える配置です。占いではとてもボディビルのチャンピョンになれそうな感じはしませんよね。

ですが彼は、虚弱ゆえに強くなりました。病気ゆえに人一倍健康に気を使い、淀川長治さんに「一緒にお風呂に入りましょう」と言われるほどになったのです!・・・・・・って、これは少し笑い話ですね。淀川さんはムキムキの男性俳優が好きで、気に入った人には一緒にお風呂に入ろうって言うのです(笑)。

 

古典の教科書にマレフィックと書いてあるのは嘘ではありません。

ですが、イコール人生でもありません。

マレフィックには人を鍛える要素があります。

あとは本人の自由意志です。つまり、いかに生きるか、ということですね。

 

ということで次回は第8ハウスのお話です。

 

読みに来て下さり、どもうありがとうございました!

2017-04-24 | Posted in 占星術No Comments » 

 

射手座の月は宇宙へ行く!&月と第8ハウス、『魂を規定する遺伝子は存在しない』

 映画『ガタカ』よりジュード・ロウ

映画『ガタカ』より
あらゆる手段を用いて憧れの宇宙へ行く男のお話

 

 

こんにちは!

昨日の23日は、宵から火星と牡牛座のプレアデス星団が接近、さらに木星と乙女座のスピカも輝き、今日の夜明け前には新月に近づいた月と明るさを増した金星が並んでいて、春の空に華やかな星模様です。

 

私は昨日、仕事で射手座の人とお話をしていたのですが、射手座らしく海外旅行が好きであちらこちらに行っていました。私も最近、旅に行きたい気分が高まるときがあって、つい沖縄や東南アジアの旅本をアマゾンさんで取り寄せてしまったり・・・・・・

私のこの旅に出たい気持ちは、私のどういうところから生まれているのだろうと私自身を探ってみると、いろいろな思いが出てくるのですが・・・・・・

海王星が射手座ですし、その海王星は月と冥王星と火星とセクスタイルなので、この月の緊張を救う意味でも射手座の海王星が関わっているのだと思います。射手座の海王星って、謎解きが好きそうだし、どこか遠くに夢をはせている感じがしますよね。

旅行じゃなくて旅というところがまた海王星っぽくって、さまよう様子です。自分の太ももの筋肉(射手座)を使って、知らない国を巡りさまよう・・・・・・

 

この遠くへ高みへ行きたいという潜在的な記憶に刷り込まれた欲求が射手座ですが、宇宙に行く人は射手座に月を持っていることが多いそうです。

世界初の有人宇宙飛行を果たしたユーリー・ガガーリン、人類ではじめて月に降り立ったニール・アームストロング、若田光一さん、他にもいらっしゃるようです。

 

しかもアームストロングとガガーリンという人類史上の英雄のふたりは、射手座の25度、26度位置に月を持っていて、この位置の方向に銀河の中心があります。

銀河の中心といのは20世紀の発想なのですが、射手座の弓の先に銀河の中心があるというものですね。

 

そして最近、第6、第8、第12という三大マレフィックと呼ばれるハウスについて学んでいたのですが、アームストロングは第8ハウスに月を持ちます。

今の占星術では悪いことは言わないという風潮が強いようですが、古典では第8ハウスは「死のハウス」。ゲート・オブ・ハデス(ハデスの門)。

わかりにくいと言われる第8ハウスですが、実はこれほどわかりやすいものはなくて、ハッキリと、死を意味するハウスです。

ただ、現代では病や死は何か遠ざけれれています。私たちにとって当たり前のことなにに、変ですよね。(スーパーで切り身になった魚しか見たことない子どもが、海にはあの切り身が泳いでいると思っていたと聞いたことがありますが、本当かな・・・・・・)

 

ただ、昔の占星術では、現代の私たちがネガティブ・ポジティブと気軽に言うような意味とは全く違い、もっと深い哲学的な意味でマレフィック・ベネフィックという言葉を使っていたのです。マレフィックなハウスに関してはまたの機会に書きたいと思います。

第8ハウスには他にも「損失」という意味がありますが、皆さんが失いたくないものはなんでしょう?お金?命?家族?

 

このようなハウスですから、それは忌み嫌われるのもわからなくはありません。

そして第8ハウスに星を持っている人は、何らかの死に付随する感情・・・・・・とくに恐れ、ですよね・・・・・・持っていることが多いのです。

だけど、人はその恐れと向き合ったとき、限りない生へのエネルギーを生み出すことができる。

第8ハウスは死であり損失である。人生は大変になるかもしれない。でも、そこから非常にすばらしい生きる力を生み出すことができる。

 

そういうハウスです。

 

ニール・アームストロングのホロスコープ

 

アームストロングは月だけでなく土星も第8ハウスに持っていますね。

月と土星が合わさると死生観みたいなものを持つように思うのですが、アポロ計画って人間が行った中で最も危険な冒険なんです。

アームストロングは「死んでも絶対、国に迷惑をかけません、家族にもかけません」と念書を書いていったそうです。

 

そして、第8ハウスに天体が入っている人は、わざわざ危険なことに自分から近づいて行く傾向もあります。

あえて自ら知っておくことで、その怖れを克服しようとしているのかもしれませんね。

 

その人が、死をどのように受け止めようとしているのか・・・・・・

 

 

最後に、射手座の月的な映画をご紹介します!

TOPの写真はそのワンーンなのですが、『ガタカ』という映画です。

 

映画 ガタカ

 

遺伝子操作により管理された近未来。

宇宙飛行士を夢見る主人公、ビンセントは、劣性の遺伝子のため 希望の無い生活を送っていた。そんなある日、ビンセントは 闇業者の手配により、事故により身障者となった優秀な遺伝子を もつ元エリート、ジェロームに成りすます偽装の契約を結ぶ。 そうして、ジェロームの遺伝子を借りて適正者となったビンセントは 宇宙飛行施設“ガタカ”に潜り込む。が、そんな中、彼の正体に疑い を持っていた上司の殺人事件が起こり……。

 

ジャケットのあらすじより引用をさせてもらいました。

この時代にはすべて遺伝的にベストとわかった状態で子どもが生まれます。ビンセントは母親が自然分娩を望んだため、遺伝的に劣勢と判断される子どもとしてこの世に生まれるのですが、この世界では劣勢の人は好きな仕事もできないし、なりたいものにもなれない、そんな世界です。

その絶望的な状況でビンセントはあらゆる手段を用いて、法も犯して、宇宙へ行く夢を叶えようとします。

この世界のさまざまな決まり事、自分の肉体が持つ現実という鎖はまるで蠍座のようです。その鎖を、水星的に細かい作業で現実的にひとつひとつクリアしていき(射手座の支配星は木星、木星の観念は対抗の水星が補完してはじめて形になる)、ついにその鎖を断ち切る。

 

死に体で人生をあきらめて終わるのではなく、自分の死が、絶望的な状況が、何より彼に生きる力を与えました。

この後彼がどうなるかはわからない。だけど、ただ高みを目ざしたビンセント青年のお話です。

 

物語の途中で、ビンセントが宇宙を憧れの眼差しで見上げる短いシーンがあります。

こういう眼差しを描ける監督は、ファンタジーが撮れますね。

 

 

 ― There is no gene for human spilit. ―
                (魂を規定する遺伝子は存在しない)

 

 

ガタカ ジュード・ロウ

 

遺伝的に適格者でありながら、金メダルがとれない苛立ちから車に飛び出し身障者になった元水泳選手、ジェロームをジュード・ロウが演じます。

彼はエリートでありながら夢を失い、一方ビンセントは不適格でありながら、自分の命が長くないことを知りながら、宇宙への夢を燃やしていました。

 

人間を人間たらしめるものは何でしょうか?

 

遺伝ですか?それとも家系?肩書とか身分?

 

なんだと思いますか?

 

私は、いかに生きたかだと、そう思います。

 

2017-04-24 | Posted in 占星術, 本・音楽・映画No Comments » 

 

花とエロス

花は咲く色魔

 

 

花は、芽吹く乙女。

花は、咲く色魔。

花は、散る仏。

(藤原新也『メメント・モリ』)

 

 

花は、キレイです。

いい香りだし・・・・・・

 

だけど花は
それだけじゃありませんよね。

植物の生命力はすさまじいのです。

伸びるときも咲くときも躊躇しません。

迷いなく、バッと咲く。

 

人間と違って、

「今日は気分がのらないからこのへんでいいや」

みたいに手を抜いて咲いたりしないですよね。

 

 

藤原新也 メメント・モリ

 

 

わんわんと

爛々と咲き誇ってほしいと思う。

 

絢爛に咲き誇るほど、そのあとの腐敗を予感させるから。

そうであるほど、エロティックだから。

 

ハツラツと、熟れて。爛れていく様。

甘さを増す香気。

 

 

藤原新也 メメント・モリ

 

 

 

もうすぐ5月。

木々が芽吹き、草はぐんぐん伸び、花はもっと咲き乱れる季節。

ショッキングピンクのつつじ、花弁も香りもバナナみたいなカラタネオガタマ、

目が覚めるようなレモン色の菖蒲、どぎついまでに赤いベゴニア、ゼラニウム・・・・・・

 

なんてサイケな季節でしょう。

暴力的なまでの植物の生命力。なんて破廉恥なのかしら。

 

植物はやさしいなんて、それは植物の顔のほんのひとつでしかないんだ。

 

ナチュラルやオーガニック嗜好というと
オフホワイトとかベージュとかくすんだ緑とか

そういう感じが多いけれど

ところが自然はもっとどぎついよ。

だって、植物はいつだって生きている真っ最中だから。

東京もジャングルにならないかなぁ!

 

 

人間だって

本当はキレイなだけじゃなく優しいだけじゃなく

いろんなヨクボーとか感情とか入り混じっているから

最高に楽しいのだと思う。

浄化されて漂白されがちな現代な気もするけれど、もったいないよ。

 

 

占星術では、花は金星の支配を受けています。

ということは、金星には乙女と色魔と仏の顔があるということかな?

そして金星は女性も意味するから、乙女と色魔と仏の顔・・・・・・

 

 

さて、皆さんにとって

元気が出るような
うっとりするような
眩暈がするような

そんなお花はありますか?

 

愛でるだけじゃなく
思わず散らせてみたくなるような

そんな花です。

 

2017-04-21 | Posted in 占星術, 日々のことNo Comments » 

 

成熟した牡牛座は本当の快楽と恍惚を知る~牡牛座の有名人~

牡牛座の女性 オードリー・ヘップバーン
オードリー・ヘップバーンは
太陽が牡牛座、月が魚座

 

穏やかそうに見えて、12星座でいちばん、貪欲なまでにシビアなサイン、牡牛座。

ブレのない審美眼、官能的なエッセンス、五感を通して現実を知る、
むしろ目の前にあるものを深く感じ貪りつくす・・・・・・からこそ、
精神が現実を通してどのように現れるかを直観的に理解する。

ひとたび考えがまとまり、決意すれば、
着実に決然と最後までそれを行う。

 

牡牛サインの要素って、実は私はとても好きなのです。

それで牡牛座生まれの有名人は誰かな?と思いめぐらしたのですが、
パッと浮かぶ人がいません。

際立った美意識と快楽に貪欲ということで、
叶姉妹やALI PROJECTの宝野アリカさんはどうだろうかと以前は思いましたが、
皆さん天秤座です。

どこか露悪的なまでの美だとしても、
自分がどう映り、どう売り出していくかを比較検討することができる
客観的な眼を持っていると、それは天秤サインの要素なんですね。

 

 アリプロケクト 宝野アリカさん

 

阿修羅姫

 

ところが有名で、とっても納得な牡牛座の方がいました。

愛と美の有名人といえば・・・・・・そう、

美輪明宏さん

です。

しかも美輪さんは太陽が牡牛、月が天秤と、ダブル金星による守護を受けています。

私は前に、You Tubeでフランス版の『黒蜥蜴』を見ましたが
(たぶん三島由紀夫のご家族の理由で日本では版権がおりないからDVD化してないのではと思います)
もう、所作から立ち居振る舞いまで、完璧な美しさ。

美輪明宏 黒蜥蜴

この映画は、ラストの方で三島由紀夫が登場します。

どんな役で何をするかは、ぜひご自身の目でお確かめください・・・・・・

三島氏はきっと、これがしたくて自分で脚本を書いたのでは・・・・・・(^-^;

 

 

 

美輪明宏さんの『愛と美の法則』という著書は、
世間の流行ではなく独自の愛と美を洗練させた牡牛、
そして愛と美の要素をさらに法則化した天秤という感じがしますし、

他にも『天声美語』というタイトルの本もあって、
ノドや声帯は牡牛サインが支配する身体部位ですから、

本当に自分の太陽と月を思い切り生きてきた方なのですね。

 

 

美輪明宏 愛と美の法則

 

 

そしてTOP写真のオードリー・ヘップバーンは
太陽が牡牛サイン、月が魚サインの女性です。

なんてチャーミングな牡牛でしょう。

世界中の人に夢を与え、そして後半生のユニセフ親善大使としての活動。

この魚的な活動を支えてきたのは、彼女の太陽、牡牛サインの力です。

 

「わたしの最大の願望は、いわゆるキャリアウーマンにならずに
キャリアを築くことです」

「わたしにとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと、
自分と他人の欠点を受け入れられるようになったことです

「いわゆる天賦の才に恵まれていると思ったことはないわ。
仕事を心から愛して最善を尽くしただけよ

「ソ二アは、本気で努力すればかならず成功することを教えてくれたわ。
それに、すべては内面から湧き出なくてはならないということもね

自分自身に対して100パーセント率直でなければなりません。
欠点を隠そうとせずに、正面から向かい合うのです

 

たくさんあげたくなるような言葉があったのですが、
成熟した牡牛サインの言葉というのは、こういうものかと思い読んでいました。

自制心をもち、他者を優先し、結婚するならどっぷりとしたいと言い、

対抗する蠍サインの「目に見えないものと一体化する」、「未知のものを人生にもたらしたい」
そういった衝動でチューニングさせ、自身の太陽をますます輝かせたのではないでしょうか?

 

私は、


「何としても避けたかったのは、
人生を振り返ったとき、
映画しかないという事態です」

という言葉がとても好きです。

 

きっと、成熟した牡牛座の人は、
本当の、純粋な快楽と恍惚を知っているのだと思います。

だから、自分の人生がたとえどんなに素晴らしく、
多くの人に賞賛される仕事だったとしても、

仕事で残したものだけなんて、味気なく映るのです。

たくさんのお金を稼いだとしても、
人を愛することのない、人に愛されることのない人生なんて、価値のないものなんです。

 

それでは、牡牛座の有名人でした!

 

読みに来てくださり、どうもありがとうございます(*^^*)

 

2017-04-20 | Posted in 占星術No Comments » 

 

「考えるな、感じろ」~牡牛座期には正しいか正しくないかで判断するのをやめる~

ガラスの醤油さし

 

二日間ほど暖かい日が続き、今日はまた春らしい穏やかな花曇りの東京です。

先日のポカポカ陽気の日には、強風で猟師さんが海に出れない地域もあったり、北海道ではなんと大雪だったそうですね。私の家にはテレビもなく、ネットのニュースもそれほど見ないので、お客様にお聞きして初めて知りました。

昨日は二人の方とセッションを行ったのですが、仕事や健康の悩みなど見させていただきました。

おひとりの方は少し前に無呼吸症候群になり、またアレルギーも多くのものに反応を示すようになって、今月から病院での検査が続くとのことです。

お会いしてお話していると感じるのですが、男性の多くは自分の私的な感情に気づきにくいのではないかとも思います。趣味がアートや読書などの場合は別かもしれません。意識の大半を仕事がしめる割合が多いからでしょうか?

 

そんな中、4月20日の今日、6時27分頃に太陽が牡牛座に入りました。

牡牛座は12星座の中でもっともシビアな審美眼を持つサインです。
自分の絶対的な価値観に基づいて、感じて、貪欲なまでに心地よいものを集めます。

世間で流行っているからとか、皆がいいと言うから、ということではありません。

今はネットやテレビ、雑誌など間断なく情報を与えてくれるものに私たちは囲まれていて、そこですすめられているものに乗ってみたくもなりますが、またそれを知らないと時代遅れのような気がするかもしれませんが、牡牛サインが示すのは、そういうことではないのです。

「いいよ」とすすめられたら試してみてもよいでしょう。ですが、自分は楽しくない、心地よくないと思ったら、それはキッパリ捨てる。もう少し続けたらよくなるかもと思っても、「なんかシックリこない」という自分の内的な感覚に絶対的な信頼を置き、それを磨き上げて育ててください。

この一か月、ひたすら自分の感覚にフォーカスして、そして私はこれが好きだし心地よいけど、私の中の何からこの嗜好が生まれたかを探ってみてください。磨き上げる、審美眼を鍛える、とはそういうことでもあります。孤独なトレーニングですが、ここで育んだものはあなたの財産になります。必ず。

 

 

私の周りに牡牛座の方がほとんどいないので、至近な話で申し訳ないのですが、昨年から私は作家さん手作りの器や雑貨をたまに買うようになりました。

私は第4ハウスのカスプが牡牛サインなので、自分の暮らす環境を徹底的に自分が好きなもの、気持ちのよさを感じるものでいっぱいにしたいのだという貪欲な欲求があるのだと思います。地のサインなので、土の器や木製のもの、織られた布などを好むのも、非常に納得がいきます。

 

 

すり鉢とすりこぎ

 

 

これは、上野から谷中へ歩いているときに、ふと気になって入ったお店で出会ったスリコギとすり鉢です。TOPの写真のポッテリしたガラスの醤油さしもそうなんですよ。

世間は風の要素でできていると以前、私は授業で教わりました。

たしかに、情報や規則、秩序、調和、コミュニケーションなどで世間は保たれているように思います。論理的に考えて行動するのがよしとされる時代ですね。

その話を聞きながら、同時に私は世界はもう感性の時代に入っていると思いました。

生きていて苦しい、楽しくないと感じ、心や体に問題が生じだした人がたくさんいます。そうして、ひたすら努力して頑張って周囲に認められるようにふるまって・・・・・・というそういう生き方の苦しさから抜け出して、もう正しいか正しくないかで判断するのをやめる時代になったのですね。

 

感性を優位にする時代です。

ブルース・リーが言うところの「考えるな、感じろ」の時代です。

二年後に天王星が牡牛サインに入るのですが、それも自分の中の牡牛要素をどれだけ充実させているかで、自身を打ち出していくパワーとして使えるのではないかとも思っています。

 

この牡牛座の一か月、自分が好きか嫌いか、それを素敵だと思うか、本当に心から心地よさを感じるか、何か自分は今やっていることに違和感を感じていないか、ということに繊細に細やかに体と心の感覚を鋭敏にして取り組んでみましょう。

とくに「違和感」を感じてください。なぜ私は違和感を感じるのかを、です。

 

 

牡牛座は誕生してから2歳前後までの何でも口に入れる赤ん坊になぞらえることができます。

赤ん坊はお母さんの腕に抱かれ、乳房に吸い付き、お乳を口に含んで栄養を摂取し、快感を感じ、母の暖かさかや心を通わせることで安心感を得ます。貪欲なまでに自分を満たすものを求め、この世に定着できる場を作りあげていくという、生命にやどる本能的な欲求が牡牛サインにはあります。

つまり自分の感覚、とくに口を通して自分を生かすものであるかどうかを見極める、それが本物かどうか揺らぎない基準で判断するがゆえに、そのブレなさから12星座一シビアなサインとなるのです。ブレないためにはアレコレ試してみる好奇心や他のものを受け入れる柔軟性などはいらないのです。

 

この時期、本物を見つけてください。

飽きたら他を探せばいいや、ではなく、繰り返し吸い付きたくなるようなものです。

骨の髄まで味わい尽くしたくなるようなものを、見つけてみましょう。

 

牡羊座のアストロパワーフード カレー

 

それにしても、家であまりご飯をいただかないのに随分と器などが集まりました。

このように徹底的に美意識を育て上げろ!なんて書いておきながら、私は第5ハウスが双子だし天秤も強いし、太陽はミュータブルの乙女なので、ひとつのことをずっとやっているのは合いません。

専門家にはなれないタイプだと思います。

今の仕事だって、たくさんの人と出会えて、それぞれの人生と、その本質に出会える楽しさから続けていられるのだと思います。

 

少し、夢があって・・・・・・

どこかにスペースを借りることが出来たら、そこで星や、その他いいなと思うもののイベントが開けたらと思います。今はそういったことをしている方々もいて、私もやってみたいなぁと感じます。

自分がおもしろいと思う方を招いてみたり、器だけはたくさんあるので、飲んだり食べたりしながら小さいパーティーをしたり。

 

もし叶ったら、遊びに来てくださいね(*^^*)

 

今日も読みに来てくださり、どうもありがとうございます!

 

2017-04-20 | Posted in 占星術No Comments » 

 

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