Boy meets Girl①~勘違い男性には『膜』がある~

物思うな少女

 

 

以前、リクエストしていただいたテーマがあります。それは、

 

「心から男性を信じることができず、それは自分が女性であるということ自体の不安なのかわからのけれど、女であることで利用され、消費され、傷つけられるという恐れが子どもの頃からあり、特にこれというトラウマがあるわけではないけれど、根深く、暗い恐れである」

 

といった内容でした。こういった気持ちを癒して乗り越える術をずっと探していたそうです。

 

 

 

女性が歴史の中で抑圧されてきた記憶は長く、これは神秘思想家のOSHOやホ・オポノポノのイハエアカラ・ヒューレン博士も言っていることですが、世界中の女性が抑圧されてきたという記憶は実に根深く、なかなか解放されない。本当は女性が解放されれば男性も解放されるのだから、と彼らは尽力してきたようですが、そう簡単にもいかないようです。

 

彼女・・・Nちゃんの場合、本人に特にトラウマとなるような出来事はなかったと言っているので、もしかしたら過去からの記憶(支配的な男性から受けた痛み)を引き継いで彼女は生まれていきたのかもしれません。だとしても、現在に至るまでに何度も彼女にそのような感情が蘇っている以上、辛いけれど、彼女はそれを責任持って引き受けなければいけないのです。

 

Nちゃんとセッションしたときは違うテーマだったので、彼女の恐れがどれほど根深く、暗いものなのかまではわからないのですが、女であることで利用され、消費され、傷つけられるという恐れが子どもの頃からあり・・・というのは深刻で、彼女同様に女性性を伸びやかに生きることができない方にとっても何か気づきのある記事が書けたなら幸いです。

 

 

また、セッションのときに聞いたお父様との関係や、大人になってからいつも「俺のすべてを受け入れてくれる」という思い込みをした男性にばかり言い寄られているという話も気になっていたので、そのあたりも含めて考えてみようと思います。

 

占星術でもスピリチュアルな視点でも、起こることはすべて自分に責任があり、望んでいるから起こる、という見方もあるのですが、心が参っている状態の人に「自分が引き起こしている」「手放して許しましょう」といきなりブログで言っても余計に混乱してしまうこともあるので、まずはフラットに話を進めていきます。

 

だって、一方的な精神的マウンティングや、性的被害に遭った人に対して、「なんで私のせいなの?!」ってなってしまいますよね。それはとても苦しいし、自分を責めるようなことは絶対にしてほしくないので、ナイーブな問題ですから、いくつかの視点で見ていくようにしてみましょう。

 

Nちゃんからしたら「精神的にのしかかられてはいるけど、別に性的被害になんて遭ってないし」という感じで不本意かもしれません。それでも、思い込みを押し付ける男性と性的な暴力を行う男性には共通点があると私は思います。

 

もちろん、そのような男性ばかりではありませんし、むしろ女性にどう思われるかを気にかけたり、喜んでもらうように気を遣いすぎてる男性にも多く会ったことがあります。男性からしたらこれからの話は「いや、女だって○○じゃん」「女の方が強いし、怖いよ」って、言いたくなるかもしれませんが、今回は女性からのお悩みでありますので、私も「男が」「女が」という言い方はあまり好みませんが、女性の視点に立って話を進めさせてください。

 

何かご意見や、違う角度からの見方がありましたら、ご感想などいただけると嬉しく思います。

 

 

多くの場合女性は男性の圧倒的な力には敵いませんし、「何かあったら急所を蹴り上げろ!」と言われても、ガザツな私ならまだしも、それができない女性も多くいます。力や暴力を前にするとすくんでしまって声も出なくなってしまうのです。また、大人に依存するしかない幼い頃に受けた権威的な両親からの抑圧は、大人になっても影響するものです。

 

少女から10代、20代を経て大人の女性へと豊かに変わりゆく中で、一方的な暴力や抑圧を受けること、勝手な幻想を押し付けられることや女性としての価値を傷つけられるようなことは、胸の痛む話です。大人社会でも、例えば男性が言う「○○さんって仕事はできるけど、セックスしたいとは思わないよね~」みたいなからかいも、そのように言う男性が情けなくもあり、その女性のメンタルが不安定だったらと思うと気の毒です。

 

だいたい自分に自信がなく、自己価値を感じられず、自己存在が脅かされている人が他者に暴力をふるってしまうことが多いのではないかと思います。M.ボスの『性的倒錯』によれば冷たい親に育てられたこともあげられそうですが、育った環境の話はとりあえず今は置いておきます。

 

それと合わせて今回考えたいのが、そういった男性に見られる極まった客観性のなさです。正確に言うと、主観と客観がバラバラ、ということです。

 

 

 

勘違い男性には『膜』がある?

Nちゃんに相談を受けて、参考にしたいなと思い出したのがLOVE PIECE CLUBの田房永子さんの記事です。

 

「どぶろっくと痴漢の関係」という田房さんの記事では、突拍子もない思い込みをしている男性や、痴漢などの性犯罪をする男性の共通項として独特の膜があるという絶妙な例えを用いて、鋭い洞察とともに語られています。

 

頻繁に痴漢に遭ってきた田房さんは、世間で言われいる、痴漢は「男性」が「満員電車」で「露出の高い服装の女性」に「性欲」を「刺激」され「女体に触ってしまう」・・・・・ということに疑問を持ちます。だって、対して混んでいなくても、デニムやコートを着ていても触られるし、触らせられもするからです。つまり、電車で女性を見てムラムラというよりも、ホームに立っている時点で女性を異様な眼で物色している場合が多い、ということです。

 

彼らは逮捕的な何かを怖れてはいるという客観性はありながら、周りがさっぱり見えておらず、女性を触るという行為に対しては何の迷いもないという強烈な主観の中にあり、この主観と客観がバラバラに矛盾しているという洞察に私はいたく関心を抱きました。

 

田房さんは続けて「刑事司法とジェンダー」(牧野雅子著・インパクト出版会)という本を読んだことで、女性宅に侵入し性犯罪を犯した男性が、自分が彼女たちの生活空間に入り込んだにも関わらず、「彼女らが自分の世界に入ってきた」と語っているのを知り、痴漢行動をする男性の心理について理解に至ります。

 

つまり彼らが捕まることをビクビク恐れていながら、どこか確信のような自信を持って行為におよぶことや、女性はあからさまに気味悪がっているのに、紳士を気取って馴れ馴れしくしたり、あまつさえ「痴漢です!」とこっちが言ったら明らかに怒りの眼差しを向けて来たり・・・(←これ、本当にあるんですよね)

 

 

これらがどういうことかと言うと、彼らにとっては自分が相手に害を加えているというよりも、自分の世界、半径1メートルを覆う膜のようなものの中に女性が入ってきた、という感覚なのだそう。

 

こういったムチャクチャで一方的な思い込みは、彼らの『膜』の中ではなんの違和感もなく独自のストーリーとして進行します。痴漢とまではいかなくても、この『膜』のようなものを持った男性はたしかに巷にいて、自分の思い込みを女性に押し付けては疲れさせてしまいます。

 

誰だってどんな自分も受け入れてくれる人が欲しいのかもしれませんが、心底好きになった男性になら「この人のすべてを受け止めたい」と思ったとしても、いきなり「俺のすべてを受け止めてくれ」を前提にアプローチされても女性は困ってしまうでしょう。

 

きつい女性なら「アンタ私のなんなの?!」ぐらい言うかもしれませんが、こういった男性はキッパリきつい言い方をしない女性を選んで迫る傾向があります。

 

 

人と人とのコミュニケーションは風と水のエレメントの力です。エレメントは火→地→風→水の順に成長します。水という感情をやり取りする前に風という軽快で対等なコミュニケーションがあるのです。

 

双子は自分の知っていることで相手を楽しませ、天秤は相手が受け取れる球を投げ、水瓶は本気の球を投げて相手を揺さぶります。

 

風のコミュニケーションをする前に、いきなり思い込みや主観の「水」という感情の球をドーンと投げても、「いやそんなデカイ球いきなり投げてよこされても捕れねぇぇぇ・・・!」という話です。想いが重いんですね。

 

でも主観に生きてる人というのは、相手が球を捕らなかったときに「はぐらかされた」「信じてたのに裏切られた」「そんな人とは思わなかった」などとなって、また大変です。

 

 

 

Love Piece Club 田房永子さんの漫画田房永子さんのコラムと漫画、読みに行ってみてください。
コラムはこちらです。

 

 

 

男女問わず、相手に「このようであってほしい」と幻想を抱くことはあると思います。それでも、いつまでも目の前の相手を見ず、受け入れず、勝手な思い込みを押し付けたり、嫌われないために相手が望む私を演じたりし続けていれば、その関係は痛みを生みます。

 

痛みを生じる関係を続けることは自分を罰しているようなものですし、新しくカルマも生んでしまいます。傷の記憶です。

 

こういう『膜』感が強い男性が当たり前のようにとっている行動や会話が、女性を疲れさせたり、男性不信にさせたり、恐怖心まで抱かせてしまう・・・・・・どうしたらこういうことをうまく伝えていけるのかな?と思いつつ、第二回に続きます。

 

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