隠者の星、土星の欝問題と12月20日の土星山羊座入りについて

隠者の星、土星隠者の星、土星

 

東京は午後から雨となった火曜日。

窓向こうからの雨音を聞きながら話しをしていると穏やで落ち着いた気持ちになります。ところが15日は金星と木星が超接近するsuper conjaunction。

日の出30分くらいに東南東の空に出現するのを観測できる機会みたいだけど、東京も夜は幸い晴れて・・・・・・早起きしてみようかな?(*^^*)

細い月の右下には火星も見えます。こちらのサイトで星の位置がわかるので参考にしてみてくださいね。

 

 

空では吉星同士の華々しい共演が見られますが、連日の痛ましいニュース、暴力事件などが相次ぎ、冥王星の力の拡大と土星の山羊座入りを前に不祥事や汚職が明るみに出てくるといった影響がもう出始めているようにも感じます。

土星のイングレスチャート(12月20日)を見ていたのですが、第8ハウスのかなりの強調、これは力関係の現場での活動をいかに乗り越えるかが重要な時期になるかもしれません。Ascは牡牛座で金星は射手座に。等身大の自分でフェアに人と関わり、お金や相互の価値を交換してやっていくにはどうしたらいいだろう?8ハウスは力関係の部屋だから、対等な関係が結べないと押されてしまう。

射手座の救いは常に木星にあります。木星は蠍座でDesにピタリと寄り添っているので、対人関係を通して自分のエゴに向き合うこと、深く関わり合って相互の価値を引き出すこと、そして出来るだけエゴを手放し、相手を深く理解し共感を持って関わっていくこと、自分の月の器を大きくすること。

自分と他人の欲に溺れてしまうことへの注意が必要です。

 

と、同時に第8ハウスのテーマは「信頼」です。

8ハウスとか冥王星とか水エレメントの要素は一番そこに価値を見出します。すべて投げ打っても相手のことを受け入れることができるか、受け入れてくれるだけの付き合いができるか。・・・・・・そこまでじゃなくても、信頼に基づいた人間関係やビジネスのあり方を等身大の自分でシステム(土星)として築き上げていくときでもあると私は思います。

 

 

 

さて、今回のテーマは土星です。

以前サターンリターンは「自分らしくシステムを作っていく時期」という内容の記事を書きました。

サターン・リターンは「本当の自らを問うていく時期」~個人セッションと「僕は天使ぢゃないよ」~

 

サターンリターンはなんとなく過ぎていってしまう人もいますが、大きな出来事や損失を経験する人もいます。土星と冥王星がトランジットで関わってくると非常な困難、抑圧、鬱状態などを経験するともいいますが、どのようなことを経験するかは個人差があるようです。どちらにしろ、来るのが嫌だなぁとおびえてしまいそうな言葉が並びますね。

 

ルネサンス時代の哲学者・占星術家のマルシリオ・フィチーノは自身のホロスコープでも土星が重要な位置にあったこともあり土星の意味を深く掘り下げ、土星がもたらす「メランコリー」をなんとかしようと『生命について』という本まで書いたそうです。

 

 

 

アルブレヒト・デューラーのメランコリア

 

 

この絵はアルブレヒト・デューラーの「メランコリアⅠ」です。頬杖をついた黒い顔の天使が描かれていますが、フィチーノの土星観を体現していると言います。

 

 

ですが、土星というのはタロットカードでは隠者の星であり、隠者が手に持つ明かりは、これさえあれば自分の道を照らしてくれる、というものだそうです。私はタロットはわからないのですが、もし苦しい最中に小さくても光を見つけることができたら、その光は一生に渡って自分の道を照らしてくれるものになるのではないでしょうか?

 

 

では、もう一度改めて土星のトランジットというのはどういった時期なのかについて書いておきます。

 

トランジットは常に古いものを壊し、新しいものにしていくという宇宙の変化のことです。今日、いつも通り仕事ができてご飯も食べて、そんな一日だったかもしれないけれど、時代は確実に毎日新しく刷新されていっていて、それは個人である私たちにも同じことです。

土星がトランジットで来たら、「そうか、本当ならこういう頑張りを自分の人生でやっていかなきゃいけないときがある」ということを教えてくれています。

 

自分の本質からズレてしまったものを、宇宙の秩序の一部に調和させていくのがトランジットの働きです。

 

でも・・・・・・

 

サターンリターンは努力して克服するときだとか軌道修正のときだとか、そんなふうにも言われるみたいだけれど、自分に起こったことが大きすぎればそんな元気もありません。

 

土星は何がしたいかと言うと、太陽と月のメンテナンスです。

土星の山羊座的な要素は月のメンテナンスをし、水瓶座的な要素は太陽のメンテナンスをします。この「太陽‐月‐土星」は私たち個人のシステムそのものです。

 

シンプルに太陽と月を好きなように発揮して生きてる人って元気なもので、他人の作ったシステムに合わせる必要がないから生き生きしています。これが人のシステムで回されてしまったり、人の独善的な価値観に振り回されてしまったりすると、個人は生命力を奪われていってしまいます。つまり、土星の影響で起こるとされる欝や深刻な出来事は、自分の魂が設計した道に戻すためだとも考えられるのです。

秋分図、土星の山羊座入りのホロスコープは第8ハウスのテーマで不安定になる要素が見られ、信じていたのに裏切られるとか、ネゴシエーションが失敗するとか、水面下でそういったことが起こる可能性のあるチャートです。手痛い思いをすれば、自信をなくし、人が信じられなくなり、生命力も落ちてしまいます。

 

そういったことで欝という状態になるかもしれませんが、どうやら欝というのはそんなに悪いものとも言い切れないようです。

 

 

土星と欝

欝というのも双極性障害などいくつかのタイプがあるようですが、私自身は欝について医学的な知識はあまりありません。それを前提に書かせてください。

 

現在では学生や社会人に広まっている欝というものは、そもそも作られた病気です。

昔は精神科にいくだけで頭がおかしいとレッテルを貼られてしまう時代がありましたが、2000年くらいから精神科に足を向けさせるためのキャンペーンが行われ、心の悩みで病院に行くのは恥ずかしいことじゃないよ、いつでも気軽に来て治療してね、というムードを社会に作り出しました。

今では薬漬けによる精神崩壊の問題が注目されるようになりましたが、欝という状態そのものは自分の魂のブループリントに記されている人生のミッションを行えていないとなる、とも言えます。今やっていることは本当にあなたがやりたいこと、あなたの使命ではないですよ、というメッセージなのです。

 

 

 

人は必要とされることを必要としています。

だから、無碍に自分を扱われたりしたならば「どうして自分は認められないのか、自分には価値がないんだ」と思ってしまう場合もあります。とくに水エレメントの強い人は心の暗い部分のフォーカスしがちになってしまいます。月にかなり緊張があったり、承認欲求が強すぎる場合も感情が苦しくなってしまいがちです。

 

そんなとき、無理に軌道修正を急いだり努力して問題を克服するのではなく、今の自分の全存在を認めることに意識的になってください。

誰かに必要とされることで満足も感じますが、最大の星も小さな葉っぱも、等しく宇宙という全存在は必要としています。自分には価値がない、こんな自分に誰も目を留めることなんてない・・・・・・そう思ってしまうかもしれない。でも、あなたがいなくなったら、全存在からも何かが欠けてしまう。

 

 

今、土星の影響で気持ちが沈んでどうしたらいいかわからないのなら、心から楽しいと思うことしたり、深くリラックスすることをしてみてはどうでしょうか。

退職も休職も入院も、何も恥ずかしいことではなく、そもそも誰かの都合で振り回される生き方なんて、私たちの人生の設計図にはないのですから、自分を大事にするときに休む、やりたいことは誰の目も気にせず思い切りやる、どんどんやってみてください。

太陽の手がかりを与えてくれるのは水星なので、やりたいことがわからないければとにかく言葉にして喋るとか、書いてみるというのも良いでしょう。太陽と水星を一生懸命やっていたら、他人の声なんて耳に入ってきません。間違うのを恐れずに言葉にしてみるは太陽活動にとって大切なことです。

 

深くリラックスすることについては、瞑想や呼吸がいいのかヨガがいいのか、音楽など表現活動がよいのか人それぞれですが、リラックスしている人には恐れはありません。この状態にはなかなかなれないかもしれなけど、体を緊張させないこと、つまり土星の冷たく乾いた性質を和らげること、です。

 

 

自分独自のシステムである太陽と月は宇宙の呼吸です。

呼吸の陰陽の対極をエネルギーは流れています。吸う息が誕生だとすれば、吐く息は死に例えられます。

 

誰かを愛すると、ある時点で憎むことになります。

愛し合っていた恋人が憎しみあい、もっとも愛し愛されていた親子の間で骨肉の争いが起きます。

親友が敵になったり、かつては敵だった人が友人になったりもします。

 

エネルギーはどちらか一方の極だけでは存在できないので、愛と憎しみは同じコインの両面です。愛だけ見るのでは存在できません。笑顔だけ浮かべていても、ポジティブなことしか考えないとしても、それは生きているとは言えないのではないかと私は思います。

戦ったり、悩んだり、仲間になったり、裏切られたり。そうして私たちにとって大切な感情を学んでいきます。

 

私も以前の職場では、なまじ俗っぽい世界だったので生々しい感情がぶつかり合うこともあり、仕事用のブログを炎上させられそうになったこともあれば、絶対認めないと言われていた女性と後にけっこう良い関係を結べたりしました。

最中には嫌な気持ちを多く体験しましたし、醜い自分に何度も出会ったけれど、たくさんのことに気づかせてもらえました。

 

 

 

土星のもうひとつの意味に「責任」というのがあります。

どんなにまわり状況がひどくても、自分が原因でまわりが存在しているということ。自分次第だと気づくことで、自分が環境の被害者ではないとわかります。自分に起こったことの原因を環境に求めてしまうと、自分を変えるために環境を変えようとしてしまいますが、それはあまり効果的とは言えません。

 

土星の冷たく乾いた性質が強く出すぎてしまったときは、自分の中心、ハートにつながり内側から自分をあたためるのです。くつろいで、何も批判せず、やがて自分のより深い本質につながれば、ネガティブとポジティブを行ったり来たりすることも徐々に少なくなっていきます。

自分の本当の性質、本当の自分を中心に置いて生きること。中心がなかれば、命は存在できないのですから・・・・・・

 

隠者の星が見つかりますように。

 

 

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