【HSP/HSS】繊細さを武器に、生きづらさを生きる歓びに変えて

 

中川多理の球体関節人形 レナとアリツェ 中川多理 写真集『物語の中の少女』より
レナとアリツェ

 

 

ブッダが菩提樹の下に座って、
人間の苦しみや、善悪・良い悪いなどのあらゆる幻想から解放され、
呼吸とともに曇りのない心で座っていたときの……

 

その穏やかさやくつろぎまでは到底及ばないのだけど、

 

今の私は以前までのキリキリとした焦燥感がなくなって、
流れに任せてゆったりと歩んでいけているようです。

 

昔からずっと私の中に棲みついていた、あのヒリつくような渇望は、
“ただ在る”ことを楽しみ、安らぎへと少しずつ変容をしてきました。

 

 

小学生の頃から、自分の居場所がない、
どこにいても安心できないと感じていました。

 

高校生の頃には、まったく周囲とバイオリズムが合わず、
まわりと同化して流れていくことができなくて、ひとり孤立していました。

 

本や映画や芸術の世界に居場所を求め、
本と私の二人っきりという時間が一番好きでした。

 

高校から大学にかけて心は非常に不安定になって、
大学生の頃に出会ったR.D.レインの『引き裂かれた自己』という
分裂病について書かれた本が最大の理解者でした。

 

それから大人になり、写真という表現方法を手に入れてからは
恐くてしかたがなかった世界にレンズを挟んで触れられるようになりました。

 

闘病、ヒーリング、占星術、瞑想、神秘思想などの体験を経て、
心理学・精神分析の世界にまた戻ってきました。

 

今日は年末に参加した、心理カウンセラー中島輝さんによる
「HSPカウンセラー講座」で得たことを書いていきますね。

 

 

 

中島多理 SNOW WHITE中川多理「スノウホワイト」

中川多理の人形を見ていると、私はとても安らぎます。あらゆる価値が常識と定理によって評価される現代で、それらの軛から解放されて、静謐な時空で、朽ちていくのを許されたかのよう。「ようやく帰ってきた」という安堵を感じるのです。

 

 

 

この世界に安住の地はなくても

はじめてお会いする中島さんは、命を大切にする人でした。

 

最初に参加者全員に向けて、この講座に皆さんが貴重な命の時間を使ってくれたこと、人生の成長や気づきのきっかけにしてもらえたということに感謝の言葉を伝えていました。

 

すべての出来事に対してこのような姿勢の方だと思うのですが、この日のテーマであるHSPという気質の人たちはとてもナイーブで自己肯定感や自己価値感が低い場合も多くあるので、一貫して全肯定・全承認の場づくりをしてくださったことで、講座は始終なごやかなムードでした。

 

当日は、中島さん、スタッフの皆さん、一緒にワークをしてくださった参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

 

新しい感じ方や世界の見方、心理学の知識、たくさんのシェアに出会うことができて、私自身にとっても実りの多い一日でした。

 

中島先生が時折、一言一言ふるえるように丁寧に言葉を発しているようで、そこが印象的でした。

 

 

昔、レインの本にあった「どんな自分をも受け入れてくれる全的な人間を求めている」という言葉に当時はすごく惹かれて、本当に自分の心の底にあった思いそのものでした。

 

だけど……それから瞑想をしたり、本当の自分の家に帰って安らぐためのことをしてきたけれど、もしかしたらこの世界に安住の地はないのかもしれないね。

 

それでも、心を尽くして安心していられる場づくりをしてくれる人がいるというのは、自分をそのまま受け入れ、深い理解を傾けようとしてくれる人がいることは、嬉しいことですね。

 

 

 

HSP/HSSとは?

HSP、HSSについては判定テストがあるのですが、それはここに載せられないので説明だけさせてください。

 

生きづらさを抱えている方や傷つきやすいお子さんがいる方など、当てはまるか見ていただけたらいいなと思います。

 

 

HSP (Highly Sensitive Person)
高い感受性を持ち、創造的で直観的にあふれ、とても敏感で繊細な質を持ちます。一度に多くの情報を吸収できたり、共感力が高く微細な違いを察知する。感覚が鋭く、物事の本質を見抜くことに長ける。繊細な神経を持つため生きづらさを抱えやすい。

 

HSS (High Sensation Seeking)
刺激を大いに求めること。変化に富み、新奇で複雑かつ激しい感覚刺激や経験を求め、さらにこういった刺激を得るために肉体的、社会的、法的、経済的なリスクを負うことを好む傾向。HSPと対照的に明るく活動的な性格、人と積極的に話したりすることを好む。

 

 

HSPの人が五感で感じるものや、その場の雰囲気などの人間関係の微妙な原価に非常に敏感で、それゆえに会社や学校でうまく周囲に溶け込めず、場合によっては敏感さゆえに鬱病になってしまうこともあります。

 

「繊細さ」というのはあくまで主観的なものなので、その生きづらさを周囲にわかってもらえず、共感を得にくいこともHSPの人の悩みのひとつです。

 

一方、HSSの人は刺激や変化を好み、新しい刺激を求めてリスクを厭わず積極的に行動していくという特徴があります。

 

一見、行動的なところが魅力につながりもしますが、リスクを厭わないで過度な刺激を求めるのでギャンブルにのめりこんだり、ルーティンワークや下積みができなかったり、恋愛にもスリルを持ち込んだりとやはり生きづらさにつながってしまいます。

 

さらに、HSPかつHSSである場合、公の場面では外交的で好奇心旺盛なHSSの自分を見せていて、周囲からも明るくて活発な人と思われがちなのですが、同時に傷つきやすいHSPの要素も持っているので、些細な人の反応を気にしたいり、何気ない一言に深く傷ついてしまうこともあります。

 

 

 

「なんで?」「どうして?」という質問には答えにくい

中川多理 老天使老天使
(なんの疑問もなく社会に適応できる人間には、どこか虚無の匂いがある)

 

 

HSPかつHSSである生きづらさは、常に自分の中で葛藤が生じている上に、何か問題が生じたときに周囲の人たちも当人の行動が理解できない、ということもあるのではないかと思います。

 

私の場合は、父に質問をされたことです。父もいよいよ辛かったのでしょうが、私の行動が不可解すぎてついに「なんでオマエはそうなの?」と問いただします。

 

なぜこのような人間で、これらの選択と行動をしてきたかがわかりたいのは他でもない私でした。当時はHSPという言葉もなかったか、普及がまだだったのではと思います。

 

上から浴びせかけられる質問に、父を納得させる言葉がまったく浮かんでこない苦しさでうつむいていると、今度は「映画とか本のことになるとあんなに流暢に話すのになんでだんまりなの?」とまた質問されます。

 

 

人の心は複雑です。

 

ときに「なんで?」という質問に答えられないときもあります。

 

理屈=合理的な説明を求めるのは、その行為自体を軽く見ている証拠でもあります。

 

 

 

生きづらさを生きる歓びに変える

社会では明るく、社交的で、元気でポジティブなことが良いとされていたとしても、社会なんてものはそもそもひとりひとりの観念の集まりでしかない……つまり、社会なんて本当はどこにもないのです。

 

この日は繊細だからこそ細かいことに気づくことができ、物事を深く考え、本質をとらえる力がある、そんなHSPだからこその能力を強みに変えていく方法をたくさん教えてもらいました。

 

実際、中島さんはこのハイリーな特質を心理カウンセラーとして生かしてきたそうです。

 

 

繊細さを大いなる武器に変え、生きづらさを生きる歓びに変える

 

 

このナイーブな質を持った人たちが、自分が人生の主人公になって勇気を持って困難を克服し、本来の感受性と創造性を生かした仕事や活動をしていくことで魂の歓びを感じられたなら、私もその手伝いができたなら、いいなと思います。

 

 

 

この日はね、

 

 

すべての生命に心の底から感謝すること

 

自分をほめること

 

勇気づけができないなら、まずは自分を愛すること

 

 

そんなメッセージも中島さんからいただきましたよ(*^^*)

 

 

 

イツカ

 

 

【関連記事】

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苦しみを取り去って、癒す力のパートナーシップ〜傷つくならば、それは愛ではない〜

 

 

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イツカ

イツカ

名前:イツカ  ヒーラー・カウンセラー。占星術アロマセラピストティーチャー。心理占星術、仏教、神秘思想をもとにセッションや講座を開催。心の問題を丁寧に扱い、生きづらさを抱える人にも可能性が開けるような生き方を提案。最先端の医療や食の事情を発信、美容、瞑想、呼吸法など魂と肉体の意識を統合し、より本質で生きるあり方を日々の歩みとともに実践している。
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