ねぇ、怒ってごらん?~火星の美しさ~

透明薔薇の火に燃やされる

透明薔薇の火に燃やされる

たまには怒ったら、どうですか?

怒ると、人間らしくなる。

少なくとも怒れるってことは植物じゃできないことだからね。

寺山修司『さらば、映画よ』より

熱を孕むというのは、とても美しいと思います。

熱のない、冷たいフォルムとしての、情緒を欠いたからこその美しさもあるけれど、熱をもつというのは、生きているという美しさ。タナトスと背中合わせの、熱くなり変化するエロティックな美しさです。

およそ「おこる」ということは(怒る、興る、煽る、勃る)・・・・・・赤くなっていく。

充血していく。

何よりも生を感じさせる色、赤。

死人じゃないって、確信する色。

昨夜は半年、アフリカで仕事をしていたとい人と会っていました。日本に帰って、二ヶ月の休暇を楽しみながら、これからの仕事や生活スタイルを考えているそうです。

アフリカは楽しかったと言っていました。そこにはサバイバルがあったからです。欧米や中国の人と仕事をする中で、日本的な奥ゆかしさは何のプラスにもなりません。向こうは自分の利益を得るためにこんなにも純粋になれるのかというほど迷いなく主張してくるのですから、日本にいたときのように「和をもって尊しとなす」みたいな気持ちでいると、力関係で押されてしまうそうです。

日本で「ドライな人」というとマイナスのイメージを抱かれることも多いのですが、あちらではドライでないとダメなのです。

そんなアフリカで、常に戦闘モードで、つまり火星にスィッチを入れた状態でずっと仕事をしてきたのですから、日本に帰ってきたら平和で穏やかすぎて、ハリが出なくなるのもわからなくはありません。

まぁ、でも日本に帰ってきてよかった、ってやっぱり言っていました。なんといっても生まれ育ったところだし、仕事は丁寧な人たちが多いし、街は清潔だし、お酒も料理もベストなコンディションで食べることができるのですから。

サバイバルなアフリカ生活では、ずいぶん怒りっぽくもなってしまったそうです。

怒るというのは、あまりいい印象を持たれませんね。

怒りっぽいと、自分も周囲も大変だけど、上手に怒りを発散することができずに、無理に押さえ込んで大人な態度を演じたり、心の中では始終イライラしているのも、もっと辛そうです。

たしかに怒りのエネルギーはすさまじくて、それは私たちの体内で核爆発を起こしていいるようなもの。そのとき体内で発生する毒素は、猛毒であるフグ毒の何十倍もあるそう・・・・・・。だから男性女性問わず、しょっちゅうプンスカイライラするなんて、それはやめたほうがいい。美容と健康のためにもね。

だけど怒る火星の力だって、とても大切です。

もともと日本は受動性や従順性が価値づけられてきた文化だから、火星の力はどこか社会に害をなすものと見られがちで、日本人はおおむね火星の扱いがヘタなのです。

本当は、火星はしらけた物事や怠惰をあたためるエネルギーを与えてくれるものだし、人と人との間に起こる望ましい情熱も、火星があるからこそ。

たまには怒ってみたら、どうですか?

どうして人が怒るのかというと、その人にとってそこに大切なものがあるから・・・・・・

殴られたら怒りますよね?

それは自分の体を大切にしたからです。

自分の大切なものや愛する人たちを傷つけられたら、怒ります。

誇りを傷つけられて怒る人もいるでしょう。

傷つけてしまう人たちが、そうならざるを得なかった背景を理解して・・・・・・と慈悲の教えでは説かれるけれど、そんなふうに簡単になることはできません。

何かに怒るというのは、素晴らしいことです。

怒ることができるというのは・・・・・・

怒るという否定的な反応をすることができない人は、人生を生きているだなんて言えないんだよ。

物分りのいい大人ぶった態度をとったって、そんなのまやかしの人生観だし、怒るべきときに怒れないでいるのなら、自分のエネルギーがずいぶん失われているんだなってことに気づいてください。

自分の大切なものが傷つけらたら、怒るし、怒っているときのアナタはとても美しいのだと思います。

薔薇は金星、赤は火星。

金星を通して火星が満たそうとしているものがあります。

読みに来て下さり、どうもありがとうございます。

またね。

透明薔薇

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2017-08-05 | Posted in 占星術, 日々のことNo Comments » 

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