失われる職業~天王星牡牛座入り再考、風の時代に向けて~
新宿『凡』のアイスコーヒー
こんにちは。
今週は雨模様が続くと思ったのですが、あまり降りませんね。本当は日本は森と魚を保護すべき国なのですが、現状だと自分で自分の首を絞めているので、水不足になったらまたニュースで大騒ぎしそうです。
ブログのタイトルが少し怖くなってしまって、ごめんなさい。
ですがこれからの時代を、いたずらに未来を心配しすぎることのないように生きていくためには、リアルな現実を見ておくことも必要だと思います。頭が痛くなっちゃいそう・・・・・・だけど、ちゃんと向き合わないとね・・・。
昨日は長い付き合いになる音楽と読書とお酒の友とお話をしてきました。オススメの本を交換したり、音楽をプレゼントしてもらったり、新宿の『珈琲 凡』のおいしいアイスコーヒーを飲みながら、好きなSF話を堪能してきました!
凡はアルタの近くにある地下2階の小さなお店ですが、いつの間にか彼と会うときはこの店でということになっていました。一日かけて抽出したアイスコーヒーがとってもおいしいです。ムシムシする新宿を歩いてきたので、生き返りますね。
そしてお話はSFというよりも、より現実で起こっているAIの普及や脳のメカニズムなどについて盛り上がりました。
こうして毎日仕事や家事に追われていたり、あるいは自分のペースでのんびり過ごしている方もいらっしゃると思うし、今なにも問題を感じず生きている方もいますが、私たちの見えないところで動いているものや、あまりメディアに出てこない大きな力というのは確実にあります。
そしてそれが普及したときに何らかの問題が生じると、実はずっと前に問題を提唱していた人がいた、なんてクローズアップされたりもしますが、結局は後手後手でいくら知識や情報をかきあつめても解決できなくなっているんですよね。
もうかなりの普及してきているAIですが、この人工知能がより精密で複雑な仕事をできるようになり、それが私たちの暮らしに普通に適用されるようになったとき、起こるだろうなぁということのひとつが技術的な失業です。
実は総務省は6月14日に「AIネットワーク社会推進会議 報告書2017(案)」を公開していて、7月7日まで意見を求めています。メリットの推進とリスクの抑制を行い、適正なバランスをとらなくてはOKは出せない・・・・・・とはさすがに誰もが気づくことですが、おそらくAIの普及は行われるでしょう。
そして、2015年に週刊エコノミストが作成した失われる職業という表が以下のリストです。これはオックスフォード大学のカール・フレイとマイケル・オズボーンが「雇用の未来」という論文で、10~20年後にコンピューターによってオートフォーメーション化されて消滅する職業の確率をはじき出したものです。
スーパーなどのレジ係 97%
レストランのコック 96%
受付係 96%
弁護士の助手 94%
ホテルのフロント係 94%
ウェイター・ウェイトレス 94%
会計士・会計監査役 94%
セールスマン 92%
保険の販売代理店員 92%
ツアーガイド 91%
タクシーの運転手 89%
バスの運転手 89%
不動産の販売代理店員 86%
警備員 84%
漁師 83%
理髪師 80%
皿洗い 77%
バーテンダー 77%
どうでしょうか。
私もそうですが、皆さんの知り合いの方にもこういった職業の方は普通にいらっしゃると思います。今日明日生きられたから10年後も大丈夫という時代ではなくなってくるのでしょう。
おそらく時代の不安を強く感じる人が増えるにつれ、カウンセリングや職業相談の需要は増えてきます。占星術には職業占星術といって、適職を占うものがありますが、こういった時代の流れを把握して、その人の個性、能力、やりたいこと、今の仕事の未来などをお話していかなくてはならないのでは、と思います。
そして悩む人が増えるにつれ、将来安泰(と期待できる)仕事についたり、スキルを身につけたり、つまりインテリジェンスやクリエイティブ系の仕事を望む方も増えそうですし、セラピストやカウンセラーになる人も増えそうです。そこでまた競争が起こるかもしれません。
実は技術的失業というのは資本主義がはじまったころからあったことなのです。
今まで手作業でやっていた綿花の糸をつむぐなどの作業が、紡績機や織機の導入で労働力の節約と効率の大幅アップが実現し、それで実際に失業を怖れた人たちが打ち壊し運動など行っているのですが、結局は綿布が安く提供でき下着を身に着ける人も増えて需要が高まり、工場労働者の需要も高まったので、技術的失業は局所的な問題にしかならないで済んだのです。
(世界大恐慌もありましたが、これは起こったことが大きすぎて技術的失業どころではない出来事でした)
日本ではごく最近まで技術的失業が問題になって多くの人の注目を浴びることもなかったのですが、2013年くらいからようやく一部で意識され始めたのです。
もう、なんとか企業に就職できたという時代ではなくなって、ニュースになっていないだけで新しいタイプの貧困層が確実に生まれています。
これから、占星術とヒーリングを行う者として、どうやって自分のオリジナルの人生を豊かに生きていけるかを提供できるかが、私にとって重要なテーマになりそうです。
2019年の3月に天王星が牡牛座に入ります。
天王星は改革の星、ハプニングの星とも呼ばれますが、時代のムードを作り出す星でもあります。天王星牡牛座時代は手に職がないと生き残れないと、私は師事している心理占星術家のnico先生に教わりましたが、牡牛座の意味する自分の資質、価値がクローズアップされるのでしょう。
今、天王星が牡羊座にいる間に、自分が何者で、どのような才能があり、何をやっていきたいのかを真剣に考えて、そのための活動を思いついたらとにかくやってみて種まきをし、そうして牡牛座時代に自分の資質を実感をともなって充実させていく、という流れになりそうです。
ただ、私たちは何が自分にとって正しく、自分の望んだ計画やゴールがいつもたらされるべきかを神や宇宙に命令できるわけもなく(宇宙に祈ることはできても、宇宙は私たちのコンシェルジュではないので)、占い師を含め生き方を伝授する者が自分の人生をコントロールできると「わかった」瞬間に、きっと人生は自分の手からすり抜けてしまう・・・・・・
平和と愛、協調と調和の風の時代において、もうひとつの風の側面であるテクノロジーや通信、その他ネットワークも革新的に進んで、それこそ『サイコパス』や『攻殻機動隊』のような世界が現実のようになってくる。だって、今年の年末にはイタリアで頭部の移植手術が行われることになっているし、人間の脳は肥大してきているので、いずれ赤ちゃんは産道を通って自然分娩できなくなるなんて意見も出ているのです。
そういった時代の流れの中で、手作りの良さ、人の手によるセラピー、心を大切にする活動の数々、マインドフルネスの普及・・・・・・そういったことも起こっています。
だけど、株式会社坂ノ途中さんのように、多くの人を惹きつけるサービスが提供できないと、手作り系の仕事もずっとやっていくことは難しいのではないかと私は思うのです。
Plioceneでは、まずは自分自身が何者かを知り、自分の才能を知って、そして周囲で何が起こっても穏やかな心を保てるような、しなやかな強さを持った自分になっていけるように、そうしてひとりで思い悩まない、何かあっても助け合える場所と仲間がいる、そのようなサービスを提供できるような活動をしていこうと思います。
一度、倒れてしまっても、心の病とか、病気で活動がスムーズにできないとか、人には事情があるけれど、それでも一歩踏み出したいと思ったときにチャレンジできるとよいですね。
手に職が、といってもそれが本質的にできない人も、家庭や個人の事情でできない人もいらっしゃるわけで、時代に合わなくても、お金があってもなくても、豊に生きていける自分であればと思います。ひねくれたり、自分や他人を傷つけたりしないでね。
傷つけてしまった地球を再生していくように、今悩んでいたり、うまくいってないという人は、少し長い目で自分を大元から再生してみませんか?Rebornですね。
真剣だけど、深刻じゃない。
自分の人生を楽しんでいけますように。
今日もここまでご一緒してくださり、どうもありがとう。
毎日多くのことを気づかせてくれる、友人、外で会う人、ネットを介して会う人、クラスメートの皆さん、どうもありがとうございます。
しなやかに強く、風の時代らしくフットワークも軽く、生きたいですね。同業他社との競争は風の時代には合いません。互いに協力し合い、刺激し合い、その業界を盛り上げて、よいサービスを提供できるような、そんな時代を作りたいですね。
自分再生プロジェクトは形になったら、また発表をします。

イツカ

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