2017年4月6日、土星の留と逆行~有限性を持つ私たちは、いかにしがらみから抜け出せるでしょうか?~

土星が射手座で逆行、私たちは有限性を持ってどれだけしがらみから自由になれるのか

 

桜が咲きましたね!

日中も穏やかに晴れて、気持ちのいい日でした。詩人の谷川俊太郎さんが5月と9月の空は特別だと言っていましたが、いよいよ目に見えて春めく4月の空もウキウキとしてきます。

本日5日より二十四節気は清明に、七十二候は玄鳥至(つばめきたる)の頃に入ります。日本野鳥の会さんのHPを覗くと、あちこちでツバメが南からやってきているようです♪

今日は一日とても忙しくて、帰り道でボ~っとしながら通りの公園に咲く桜を見て帰りました。

月は昨日から滲んで、こういう月を朧月というのかなぁ・・・・・・朧に潤んだ春の月。さすがHOT&WETの季節の夜です。今夜みたいだと煙ったようにも見えます。烟月(えんげつ)ですね・・・・・・

西行が好きな人って多いと思うのですが、「ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃」ですね、如月と入っていますが新暦だと4月上旬、今くらいのようです。

満月の夜に桜の花の下で死にたいとか、あるいは梶井基次郎が「桜の樹の下には屍体したいが埋まっている!これは信じていいことなんだよ。何故なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。」と書いたように、本当に美しいものって、美しいだけじゃダメで、どこか怖ろしい。惹かれるぐらいじゃない、魅入られるくらいの美しいものって、そうなのだと思います。

 

夜桜

 

浮足立ちそうな季節ですが、私の周りを見渡すと仕事が本当に大変で疲れてしまっている人や、あと多いのが風邪やインフルエンザによるダウンです。

魚座に逆行した金星が入り、現在は海王星と金星が魚座に位置しています。インフルエンザや感染症は魚座に関する病気です。ただでさえ感受性が高まってしまう時期なのですが、その上に牡羊、天秤、山羊に天体が入り活動サインが強まっている中で、もう一つの活動である蟹座だけ欠けています。

蟹座の支配星は月。自分にとっての安心や安全、深い情緒を満たすことや身体のケアが怠りがちになっていませんでしょうか?

どうしても対人関係や社会活動に目が向きやすいですが、この時期はいかに自分の月が安定しているかが健やかに過ごす上で大切になります。ご自身の月の状態を振り返ってみてくださいね。

 

現在、金星と木星が逆行をしていて、自分の能力や魅力に自信をなくしやすく、自分が進もうとしている道は、やりたいことは本当にこれでいいのかと方向性を失いやすくなりがちです。しかも海王星は、その神様であるポセイドンが海の宝をすべて持っていながら地上のゼウスをずっと羨んでいたように、他人の芝生が赤く見える。

周りの人たちが、仕事も元気よく展開していって、親しい仲間の輪を広げていって、いろんなことにチャレンジして歩みを進めていて・・・・・・なんだかキラキラとして見える!

 

そんな中で、明日4月6日から土星の逆行がはじまります。射手座の28度で起こる逆行は、

・4月6日 13時57分に「留」
・4月6日 15時27分に逆行開始

この逆行は2017年8月25日まで続きます。「留」のときは土星の力が強まるとされていますよ。

 

天秤の木星と射手にある土星の間でミューチュアルレセプションが形成され、社会にとって有益なシステムの構築などが実現してきたのかもしれませんが、土星が逆行することで現実的に長期的な視野を持って、本当にいるものと、これから必要なものをより精査していく流れです。

射手座は楽観的と言われますが、自分という炎が存在しているだけで世界という大炎のひとつであり、とくに努力して何かに参加をしなくても、自分が人間である以上「孤立した」存在であることなんて在りえないということを知っているサインですから、このあたり哲学的と言われる所以かなと思います。

射手座に土星があるここ2年ちょっとくらい、自分の夢をただ信じて邁進するのが難しいのだという現実を知って、なかなか冒険するようなことが出来なかったかもしれません。射手座の支配星は木星です。木星は観念、一番高いところまで上がります。火のサインはもっとも軽く、精妙で、純粋さと浄化の象徴です。蠍座のしがらみを断ち切って、、どこまでも高く解き放たれていくサイン。

その自由さを感じづらくなっていた、冒険できなくなっていた分、人のつながりを大切にする気持ちが湧いてきて、それは悪いことではないですよね。

土星が射手座で逆行するこの時期、「どうせ世の中こんなもん」とシニカルに構えたり、「自分なんて何やったって駄目」と小さくなってしまわないように、自分の中に長続きする炎を灯しましょう。消えてもまた灯せるとよいです・・・・・・

 

射手座は主張するべき意見を持っていることを重要視します。

土星が逆行している時期、自分の善悪の価値観に振り回されないで、新しい知識や価値観を大きく開放的に取り入れてみましょう。

例えば、人の話をじっくり聞くのは大切なことですが、もっとその話の奥を聞くために質問をしてみるのです。

実はこれはそんなに簡単ではなく、質問攻めにしても相手は疲れてしまいますし、自然に相手が話したくなるように促すことは、相手に心を開いてもらわなくてはなりません。

つまり自分も、こだわりを取り外して(「捨てる」のではありません)、心を開いていくことが必要です。

そして土星は地のサインの最後である山羊座の支配星です。

山羊座は自分にとって最高に心地よいシステムを作り上げます。社会が、常識的に考えて、皆が・・・・・・ではなくて、自分にとって心地よい、生きていくうえで通用するシステムを作り上げられるよう生活習慣でも考え方でも自分なりのヒーリングでも取り入れて築き上げていきましょう。

 

ここで、小さなアドバイスです。

それはアドバイスを受けるときのアドバイスです。

世の中、いろいろ最もらしいことを言う人や、一方的に評価をしてくる人、本当に親切で助言をしてくれる人、インターネットの記事などたくさんあるとは思いますが、そのときに「自分が今接したアドバイスは、自分にとって自由を広げるものかどうか。自由を制限するものかどうか」を考えてみてください。

自由を広げるものなら受けてみてもよいのではないでしょうか。もしそれが制限するものなら、それこそ土星のエネルギーの苦しい使い方になってしまいます。

私はこれを秋山佳胤さんの『いいかげん人生術』で知りました。ご参考までにどうぞ(*^^*)

 

 

・・・・・・と、こんなふうに書いてますが、言うは易しで蠍の世界から射手への飛翔は本当に困難だと思います。

多くの人が蠍のハウスである8ハウス止まりで9ハウスに行けないで人生を終わるそうですが、それは当然だと思います。私たちには、のしかかってくるような現実がたくさんあります。家族、お金、健康、メンタル的なことなど・・・・・・

 

射手座の矢は蠍座の心臓であるアンタレスを狙っていますが、もともと英雄オリオンを殺した蠍は大地の女神ガイアが放ったものです。つまり射手座の矢は本当は黒幕であるガイアに向けて放たれようとしているのであり、大地というこの地球の空も地上も含めた「私たちの圧倒的なつながり」の鎖を断ち切って解き放とうとしているのです。

私たちには地=現実があって、その有限性の中でいかに魂の自由を得るか・・・・・

蠍の執着が一番強いのです。

 

射手座は古代バビロニアの時代には下半身が馬ではなく蠍でした。下の写真は古代バビロニアの境界石です。

 

古代バビロニアの境界石 射手座の蠍人間

 

この弓をつがえた蠍人間が、のちの射手座のモデルです。

つまり射手座のモデルというのは元は蠍座と融合した合成の獣であり、これは象徴的に蠍座から射手座の移行がいかに難しいかを表しています。

火のサインの不安は水の世界から飛び出せないことです。

水的なつながり、つまりもっとやりたいこと、新しい世界に飛び出していきたい気持ちはある、自分を試してみたい、可能性に賭けてみたい、そうは思っても、今のこの世界にいれば自分の慕ってくれる人がいるとか、好きな仕事ではないけれど給料はまぁまぁいいとか、病気や経済的な事情に逃げてしまうとか・・・・・・

本当にその人の事情は外からはわからないので、あまり乱暴なことは言えませんが、私自身も射手への飛翔はとても大変だと思います。

 

多くの地という現実を前に、私たちがいかに魂の自由を獲得できるでしょうか・・・・・・

 

考え出すときりがありませんが、最後に、今回の逆行は射手座の28度で起こります。

サビアンシンボルは「美しい流れに架けられた古い橋」です。社会の伝統の中にある古い精神性を表すもの、それらを通じて、社会の役割の中に溶け込むことができるというシンボルです。

 

土星の逆行を前に私はまず・・・・・・机をきれいにしました!

TOPの写真がそうですが、この机は吉祥寺のVada antiquesさんで買ったものです。

100年以上前にイギリスのパブで使われていたものだそう・・・・・・鍋の焦げ痕なんかがあります。

アンティークというだけで土星的ですが、すべてのものが壊れてしまう中で、ひとつのものを壊れても直しながら長く使いたいと思います。買った方が安くても・・・・・・ね。

人との付き合いでも、トラブルや行き違いはあるもの。それだって、ちゃんと繕っていけば、より深い関係になれると信じています。

射手座的に信じること、そしてちゃんと大切に想いをこめて豊かで丁寧な暮らしを生み出すために、壊れても繕ってよりよいものにしていくこと。

失ってしまっても、思い出の中でちゃんと生き続けます。

形という地は、失われます。

でも想いは生き続けます。

少し、自由になれそうかな?

そもそも自由はそんなにいいものかという話もありますが、

長くなりましたので今夜はこれまで。

 

読みに来てくださり、どうもありがとうございました!

 

 

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「物事が長続きせず、すぐに逃げ出してしまう」という悩みに占星術的に答えてみました

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↓土星とセットで考えたい「月」のお話
時には母のない子のように/居場所があるということ

 

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2017-04-05 | Posted in 占星術No Comments » 

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