月と土星の「死生観」・・・・・・生と死の極みへ!

シヴァ神シヴァ神
ヒンドゥー理論のひとつトリムルティにおいて「破壊と再生」を司る

月に土星がハードなアスペクトを形成すると制限や抑圧が月にかかり欝症状なども表すというが、他に月と土星の組み合わせとしては「死生観」というのがある。月が無防備で弱々しい「中身」なら、土星は生き延び、自分を守るための「殻」として働く。

昨日会っていた人も魚座に月と土星の合を持っていたのだけど、私はこの組み合わせが面白いなと思うのはまず月というのは「無限の身体性」を表します。子どもは怪獣にも昆虫にも人形にも感情移入することができ、空も飛べる。子どもの頃は月が強いから身体の有限性があまりない。

それに対し土星は有限性の代表でしょう、肉体・時間・年齢・資源といった限りあるものを突きつけてくるわけです。土星のトランジットは苦しいっていうけれど、そういった今日無事だったから明日も大丈夫的な生き方から、自分の限りあるものを認識させ、そして自分の月にとって居心地よい環境を作るにはどうしたらいいかと考えるから、すごくいい時期だとも言うのです。土星のトランジット来てる人、ぜひやってね!

月と土星が「死生観」なら太陽と土星は「人生設計」。在宅ローンってだいたい30年くらいだけど、土星の周期もそれくらいですよね。

月というのは無限なわけで、その人の純粋な主観の世界だから誰とも共有できないのだけど、月がなかったら皆この世が苦しくて死んじゃうわけです。人はこの世を生きていく上でファンタジーがいる。物語が必要なんです。生きていく上での安心感みたいなので、それを作り出すソフトウェアが月だから、月は身体部位では脳でもあります。

極端な例だけど大島渚監督の『少年』って映画があって、小さい兄弟が両親に命令されて当たり屋やりながらお金を稼いでる話なんです。もう見ていてつらい・・・・・・この兄弟は「いつか宇宙人が迎えに来て助けてくれる」って信じてなんとか毎日生きている。小さな子どもなんて無力ですから、自分の力で現実から抜け出すなんてできないじゃないですか、せめて、だからこう思うことでこの兄弟は救われているんです。これを作り出すのが月というソフトウェアなんですね。

大島渚監督作品 『少年』

そのような月に土星がアスペクトしていたり、または月が第8ハウスにあったりすると死について意識するという象徴も出てくるのですが、藤原新也のメメント・モリじゃないけれど死を意識することは実によいことだとも思う。病的に悩むのではなくて、死を思うからこそ、生を生きられるということです。日本は死や病気を語らず、恥ずかしく不吉なこととして隠す傾向がまだあるけれど、人間は誰だって死ぬし病むのだから、こういったことを普通に話すことができない方がむしろ病的ではないでしょうか。

参考に土星や第8ハウスについてどうぞ↓

射手座の月は宇宙へ行く!&月と第8ハウス、『魂を規定する遺伝子は存在しない』
Gate of Hades第8ハウス~求めたのは魂の重さと君の言葉~

死を、土星を体験するからこそ限りある肉体を大切にするし、今の年齢でできることを思い切りやるし、時間やお金を無駄に使うことが自分を大切にしていないことだって気づく。死を意識することで生について考える。自分を修養していく。動物は死について考えない。だから自己修養をしていくことはない。

この時間が、暖かい場所が、誰かとの関係が、永遠に続くわけではないことを知っていれば、精一杯に楽しむでしょう。人間関係は金星と月だけじゃなくて土星が効いていないと長続きしないとヴィヴィアン・ロブソンというイギリスの占星術家が言いました。限りがあることがわかれば、いつまでも冷戦を続けたり、傷つけ合ったりするのが不毛な時間だって気づくよね。

土星があなたの一部になる。土星があなたのシャドーに、視野の一部になる。それって素晴らしいことだ。死を吸収したあなたは「どう生きるべきか」と考えるかもしれない。どう生きたらあなたがもっとも美しく生きることになるだろうか。美しく死ねるだろうか。

セックスはフランスでは「小さな死」というが、生だけが至福の頂点にあるのではなく、生の極みにおいて死もまた高みを極めることができる。

月に土星や冥王生がアスペクトしている人は苦しい思いもするだろうけれど、死を吸収したあなたの行動や言葉や諸々の意識は、死を遠ざけ見ないようにしている人たちの何かが欠けた浅い生、とても美しい何かを無くしてしまった生にくらべ、深みのある生になるはずだ。

死を意識しているからこそ目の前の食事を至福で食べ、自分が死ぬ、相手もいつか死ぬことを知りながら、関係を深めていく。それができたら、生と死の高みをトータルに生きることができるのかもしれないね。

先日の勉強会でnico先生に教えていただいたのですが、土星の研究が進み、土星の輪の中には太陽系の縮図があることがわかったそうです。輪の中に惑星たちがあり、そこで太陽系の星々と同じように誕生と消滅を繰り返している。これを調べていくと太陽系の成り立ちがわかるそうです。

土星の輪という一つのマクロコスモスの中にもミクロコスモスがあり、あらゆるものは生まれ、消滅し・・・・・・命というのは生まれ変わりというよりも一つの大いなる継続なのだということを教えてくれる。

私もこの宇宙の継続です。誕生日おめでとうっていうより、継続おめでとう!ですね。これはティク・ナット・ハンさんが教えてくれたこと。タイの教えでは誕生日は「継続おめでとう」って言うんだよ。

タイは老師のことで、ハン氏を指して慕う人はこう呼びます。

今日も読みに来て下さり、どうもありがとうございます。

射手座土星もあと少しですね。山羊に移ったらもう30年くらいは射手座に土星は来ないから・・・・・・大切にすごしましょうね(*^^*)

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2017-10-17 | Posted in 占星術No Comments » 

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