「僕に生命を与えてくれるのは戦いだよ」~牡羊座の英雄アイルトン・セナ~

春分 牡羊座

 

もともと深刻にものを考えがちな人もいれば、あまり思い悩まず考えをすぐに切り替えて次に進んでいける人もいます。

私たちは皆それぞれ考え方も感じ方も体力もまったく違いますが、それでも地面ばかり見て歩いて部屋の壁ばかり見てすごすような・・・・・・小さく縮こまってしまったときってあるのではないかと思います。縮こまらなくても、ちゃんとできる限りの手は尽くしたのに八方ふさがりに思えたり、会社が倒産とか、親しい人を亡くしてしまうとか。

もっと日常的にも、自分に力がない感じがして、自分が言うことなんて誰も目に止めないだろうし、どうせやってもダメだよ、また失敗するにきまってるよ、って臆病になってしまうときがあります。

そんなときに・・・・・・どんなに小さくてもいいから、心に勇気の火を灯してくれるのが牡羊座と、その支配星の火星です。

3月20日、春分の日。
この日の19時30分に太陽は牡羊座に入りました。

また真新しい一年をスタートすることのできることを嬉しく思います。
星の学びを深めながら、みんなと笑ったり泣いたり悩んだり怒ったりして、楽しい気持ちを分かち合って暮らせたらいいな。

私は西半球が強調されているので、周囲に一喜一憂しやすいタイプ、金星はドミサイルで力が強く、火星はデトリメントでヘタレています。ヘナチョコです。そのせいか牡羊座の人や彼らが表現した物には強く惹かれることが多くあります。自分とはまったく違って、混じりけなく真っすぐで、クヨクヨ考えず、貫き通しひた走るエネルギーに憧れるのです。

本当は今まで出会った牡羊座の人の話を書けたらよかったのですが、私の周囲にはおもしろいぐらい牡羊座の人がいません。
ですので、ここしばらく出会った人に、「自分が本当に落ち込んで力をなくしてしまったとき、勇気づけられたものや出来事、言葉はなんですか?」と聞いて回ってみました。

 

音楽をあげる人、家族の支えをあげる人、落ち込んでもやらなきゃならんという根本敬さんの「でも、やるんだよ」系の人などいましたが、一番多かったのは「本当に親身になってくれる人がいた」という意見でした。

本当は、人が意気地なしのダメダメになったときこそ、評価もアドバイスもなく側にいてあげられたらよいのに、自分のことを正直に話せる人って、まったくいないか一人いるかくらいでしょうか。ひとりいたら、そのひとりは宝物なのかもしれません。

話が少しそれてしまったけど、ゾディアックの一番初めのサインである牡羊座は活動サインの火。
臆病になってしまった心に火をつける勇者の星座です。

牡羊座生まれじゃない人にも、牡羊座に天体がない人にも、牡羊に示される地球全体が共有している性質は、遺伝子に記憶され本能的な側面として現れます。

牡羊座のこの一か月、自分の牡羊座と火星の様子やコンディションを意識してみてはどうでしょうか?私はヘナチョコなので、生きていて常に意識せざるを得ない場合が多いです(笑)

 

さて、ホロスコープを私たち人間の魂の成長の流れだとすれば、牡羊座は生まれたばかりの純粋な魂。
あの全てから守られて必要なものは与えられていたこの世のヴァルハラのようなお母さんの羊水・・・・・・魚座の世界に後ろ髪を引かれつつ、戻ってしまわないためにも全身全霊で突っ走ります。「芸術は爆発だ」の岡本太郎さんバリにホットに「瞬間を生きる」牡羊座です。

そんな牡羊座の魂を全力で生きた人というと思い出すのですが、F1レーサーのアイルトン・セナです。

 

「この世に生を受けたこと、それが最大のチャンスじゃないか。」

「僕は辞められない。進むしかないんだ。」

アイルトン・セナのファンの方は今でもたくさんいると思います。
亡くなってからも彼を知ってファンになる方もいるのではないでしょうか。

超人並のテクニックもさることながら、純粋にただ走る彼の姿に感動を覚えた人たちが世界中にいて、私の父もそうです。感情を大きく表さない人ですが、セナが亡くなったときは静かに涙を流していました。

精一杯の全力で自分自身を生き抜いた人の言葉は、普通の人が言ったらキザに聞こえてしまうようなことも、国や時代を超えて胸を打つものがあります。

アイルトン・セナのホロスコープ

アイルトン・セナは1960年3月21日にブラジルのサンパウロで生まれました。
出生時間がわかりませんが、月は山羊座の11度ですから、太陽は牡羊座で月は山羊座でよいと思います。

皆が躊躇するようなことにも率先して切り込んでいき、前例も失敗も気にしないで賭けに出るチャレンジ精神はライバルに「セナは問題だ。死ぬのが怖くないんだ」と言わせるのに十分すぎるほどで、しかも牡羊座の1度はこの世に生まれたばかりで行動しようにも何をどうしたらなんて考えられないくらい頭が真っ白、ただひたすら存在することに己のすべての力を使います。

そして牡羊座が支配する火星は水瓶座に位置し、これ自体はペレグリンでコンディションがよくないのですが、山羊座の土星と水瓶座の火星の間で目標に向けて自分の力を集中して組織化する力が働いているとも読めますし、火星と天王星は他者との争いという形で具現化しやすいオポジションです。

純粋に自分の力試しやスリルに喜びを感じ、能力を洗練させ、現場で対外的な自己実現能力を発揮していく・・・・・・そしてこの火星は牡羊座の太陽に影響を与え、自分独自の人生を切り開くエネルギーとなっています。

非常に太陽と火星の強い人だと思います。

 

と、同時に太陽にアスペクトした木星や、月にアスペクトした土星。時間によっては月に木星もアスペクトしますが、この辺りはハッキリとは言えません。
月が山羊ですから、大胆な行動をとる一方、ナイーヴで不安を抱きやすい傾向と、また火と土の組み合わせなので、ひとり走り続ける孤独なレーサーという印象です。

この木星と土星は月と水星、金星にもアスペクトしているので、幼い頃とてもしっかりと教育を受け躾けられたことがわかります。

実際、父親は厳格な方だったようで、いくらカートが上手くても勉強をおろそかにすることは許さず、セナ自身も成績優秀だったそうです。学校も躾けや勉学に厳しいお坊ちゃま学校、そんな中セナは優等生で・・・・・・同時にエンジンのついた道具に心を奪われてしかたなかったとあります。

エンジンというあたりが、火星っぽいですし、土星には「父の目」という意味もあります。

そしてこの土星は愁いを帯びた相貌にも表れているのかもしれません。「音速の貴公子」というのは、そういった風情もあって生まれた呼び名でしょうか。

 

「僕に生命を与えてくれるのは戦いだよ。この挑戦が無ければ、僕はもう、存在しないだろう。」

「もし自分が生きるんだったら、思う存分密度の濃い生き方をしたい。そうじゃないと人生が台なしになってしまう。」

本当に、牡羊座の魂を生きた人だなぁ。

昔読んだ『ダイの大冒険』という漫画に「勇者は何でもできるが何にもできない。力じゃ戦士に叶わないし、魔力じゃ魔法使いに及ばない」という言葉がありました。

セナは及ばないどころか精神力もテクニックもずば抜けていたのだと思いますが、ただ勇者だけができることがあって、それは皆が力をなくしたときに勇気の火を灯すことなんですよね。どんなに小さくても火が起こらなければ何もはじまらないのですから・・・・・・

自分の力を最大限に発揮させて、世界に自身を押し出し、全身全霊を賭けた戦いを挑み続けて、そうして本当に牡羊のように走り抜けていってしまいました。太陽期を迎えることもなく閃光のような生です。これはもう太陽は自己表現なんていう・・・・・・子どもっぽい話ではありません。自分の太陽と火星を最大に燃焼させるのがレーサーという仕事で、そしてブラジルの人たちのヒーローになったのですね。

 

 

「僕はひどいケガをして病院で唸っているのも好きじゃない。もし、事故で命を失うようなことになるんだったら、一瞬に終わってほしい」

最後に、月の位置なのですが、もしかしたら夜の生まれで土星とタイトにコンジャンクションだったのではないかという気がしています。

もし月が山羊座の17度だった場合、コンジャンクションの土星と共に34度進むと水瓶座の火星にピッタリと重なります。
月と火星のハードなアスペクトは、過度の緊張感や情緒不安定、火星と土星は立ちはだかる障壁、怪我、衝突、事故、熱や火に関するトラブル。月は肉体や魂を意味しますから、それが大きなトラブルに遭ったことを思わせるのです。

34歳はセナがレース中のクラッシュで亡くなった年齢です。

 

このように書いてきましたが、私はリアルタイムでセナの活躍をよく知らないのです。幼かったからですが、父が泣いていることに驚いて印象に残っていたのです。そのあと映画や写真集を見て惹かれるようになりました。

思い違いなどがあるかもしれません。ファンの方が気を悪くされないとよいのですが・・・・・・何か直した方がよい間違いがありましたら、お手数ですがお教えくださると幸いです。

 

「もし、誰かが、僕の活動や僕のやり方、僕の話し方や行動やふるまいに特別なものを感じ、そこに何かポジティブな面を見出したとするなら。その人は、僕自身の真実の姿を、受け入れているんだと思う。僕はレーシング・ドライバーであり、スポーツマンだ。『できると信じればやれる』という、大きな信念を持った男なんだ。そして、僕はいつでも、自分の心に従って生きている。だから僕のファンの人達は、僕という人間の内面を見ているのだと思う。表面的な姿ではなくてね。そして、僕は、そういう人達を、決してがっかりさせたりしない。絶対に裏切らない。なぜなら、僕は、僕以外の何者にもなれないから。」

 

牡羊座の時期は、こんなふうに火を灯してくれるような人や言葉を折に触れて取り上げてみたいと思います。

読みに来てくださり、どうもありがとうございました!

 

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2017-03-21 | Posted in 占星術No Comments » 

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